旭川市の旭山動物園の入園者数が2011年度は7年ぶりに200万人を割り込んだことがわかった。東日本大震災や冬場の悪天候が響いた。 同動物園によると、11年度の入園者数は、速報値で172万1978人となり、前年度から約34万人(約16%)減った。現在、集計中の場外での入園券販売数を加えても173万人に満たず、04年度(約145万人)以来の200万人割れとなった。最盛期の07年度(約307万人)と比べると、44%少ない水準だ。 11年度は、春~夏に大震災と原子力発電所事故の影響でアジア客が大幅に減り、2月は大雪で、JRや高速道路が混乱して札幌圏からの客が落ち込んだという。12年度は、今月28日からの夏期開園で釧路市動物園から来たシマフクロウを展示するほか、秋には北海道産動物舎を改装して、入園者数の回復を目指す。 一方、札幌市円山動物園は、11年度入園者数が速報値で79万1754人となり、前年度