上野動物園では1933年からアメリカバイソンを飼育しています。2013年にオスのグンマが死亡してからバイソンの展示はしばらく中止していましたが、2018年3月に千葉市動物公園からメスのバイソンの親子、ヒート(17歳)とラテ(1歳)が来園し、展示を再開しました(来園のお知らせはこちら)。 上野に来園した時点で既にヒートは妊娠しており、来園からおよそ2ヵ月後の2018年5月12日に、オス1頭を出産しました。生まれた子は、姉のラテにちなんで「オーレ」と命名しました。 出産直後、オーレは起立することができませんでした。立ち上がれるように床面にワラや乾草をたくさん敷き詰めると、母親の起立を促す行動に答えるように、自力で立ち上がれるようになりました。起立後は授乳も確認でき、数日後には元気に走りまわれるようになりました。