まだあどけなさの残るテネシー州メンフィスのシンガー・ソングライター、Julien Baker。自動車事故で九死に一生を得た経験を歌った「Blacktop」で幕を開けるファースト・アルバム『Sprained Ankle』は、彼女が19歳だった2015年にリリースされると、その神様に宛てたラブレターのような歌で、多くの人たちの心を掴むことになった。 その後名門インディー・レーベルMatadorと契約し、新作『Turn Out The Lights』をリリースしたばかりの彼女が、来年1月に初来日を果たす。それを記念して、Big Starなどで知られるメンフィスのアーデント・スタジオで録音された新作のことや、クリスチャンでもある自身の信仰について、電話でじっくりと語ってくれた。 ──あなたは高校時代にThe Star Killersというバンドを組んでいたそうですが、それが最初のバンドですか? バ