2012年に高須咲恵と松下徹が発足し活動を開始したSIDE COREは、「都市空間における表現の拡張」をテーマに多数の展覧会を企画・開催してきた。ゲリラ的に作品を街に点在させたり、都内工場地帯のスタジオ兼オルタナティブスペースの運営を行う彼らの活動は、公共空間の隙間に介入し、新しい行動を生み出していくための実践となっている。 この夏に宮城県の石巻で開催された『Reborn-Art Festival 2017』でも特に異彩を放っていたのが、SIDE COREの展示『RODE WORK』だった。石巻の工場跡地で繰り広げられていたのは、工事現場の作業着姿でスケートボードをする映像、シャンデリアのように吊るされた警備用工具、津波の高さまでスケボーのように乗り上げた漁船、建物の周囲に設置された波のように細長いスケートランプ……。 ストリートカルチャーと、現代美術と、被災地の刺激的な出会い。こんな空間
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