文化庁は18日、日本の文化・芸術の海外発信力強化を目指す「文化芸術立国中期プラン」の素案を公表した。下村博文文部科学相の肝いりで、2020年までに現在1千億円程度の文化庁予算を倍増させるとしている。 下村文科相は、政府のクールジャパン戦略とは別に、「文化芸術立国」に向けた取り組みを検討。作詞家の秋元康さんや楽天会長兼社長の三木谷浩史さんらがメンバーの私的懇話会を設け、18日の初会合で素案を公表した。日本の伝統・芸術文化を担う人材の育成や、デザインやメディア芸術など「日本の強み」を生かすための拠点施設の整備などを盛り込んでいる。 文化庁は懇話会の意見をもとにプランを固め、来年度予算の概算要求に反映させる。 関連記事「日本遺産」を創設へ 政府、世界遺産へアピール(5/15)クールジャパン、新戦略 ビッグデータで国別に人気予測(5/2)「ポップカルチャー発信に努めたい」自民・稲田氏(4/25