ソフトバンクの孫正義社長 「人々が扱うデータの量は今後10年間で30倍増える。氾濫(はんらん)する情報から宝を見つけるためにさまざまな科学的検証を重ねている」。ソフトバンクの孫正義社長(55)は9日、東京都内での講演で、インターネット上の膨大なデータ「ビッグデータ」を積極的に利用していることを明らかにした。検索大手ヤフーの利用者の性別や年代、携帯電話の通信会社などから「(ソフトバンクに)乗り換えそうなユーザーに絞ってバナー広告を打っている」という。 ソフトバンクの携帯電話の契約数が国内携帯会社のなかで最も純増したことにも触れ、「犬のお父さんを使って面白おかしく宣伝しているからだけではない。頭を使っているからだ」と話した。 関連記事携帯純増数、ソフトバンク首位 乗り換えはau(4/5)〈日刊工業〉日本オラクル、ビッグデータ分析基盤をソフトバンクに納入(3/15)ソフトバンク5年連続首位