民主化に弾みがつき、投資先として世界から注目を集めているミャンマー。日本企業の関心も急速にたかまっているものの、まだ進出事例は限られている。今回は同国の消費の状況とこれからについてまとめる。現地で日本企業の進出をサポートしてきたデロイト トーマツ コンサルティングのメンバーがミャンマーのビジネスチャンスについて語る。 「やはり、日本製のテレビを買いたい。他のミャンマー人もそう思っている。」筆者がミャンマーを訪れたときに案内してくれたガイドの言葉だ。もしかしたら、「日本人客向けへのリップサービス」だったかもしれない。しかし、ミャンマーにおいても「まだ」日本製品の質の高さは定評があるようだ。 店頭を見ると、おなじみのSONYやPanasonic、TOSHIBAなどの日本ブランドがある。その中で、NIBBANやSAKURA、FUJIという日本名由来のブランドもあり、首をかしげる。「はて、そんなブ