UQコミュニケーションズは2011年9月28日、9月21日から22日にかけて約19時間15分にわたって東日本全域で発生したWiMAXの通信障害(関連記事:UQ WiMAXの障害は全面復旧、「原因は台風の影響かも含め調査中」)について、発生の経緯・原因と対処を公表した。障害発生の原因は、アクセス系のセンター設備のバグにあったという。 障害発生の経緯は以下の通り。(1)台風の接近によって、通常のトラフィックを大きく上回るアクセスが発生、(2)アクセス系センター設備で、アクセスの増加に加え、大量のリトライ処理による異常な負荷が発生、(3)センター内部が輻輳(ふくそう)状態にあるなか、内在するバグによってセンター設備でシステム停止、(4)制御下にある東日本全域の基地局が停波し、通信できない状態が発生、(5)センター設備の再起動を試みたが、輻輳状況下でバグによって再度システムが停止---という経緯を