印刷 「100年後も現在のような食糧生産が続くかわからない。自分の食べ物は自分で作る、食べ残しを減らすなど、食の大切さを確認してほしい」と熱く訴えた間藤徹教授間藤教授のユニークな語り口に、会場では時折、明るい笑い声が聞かれた与えた窒素肥料の量が多いほど、イネの穂が多いことがわかる。肥料の量は左から肥料なし、3キログラム窒素/10アール相当、10キログラム窒素/10アール相当(間藤教授撮影)京都市左京区の京大圃場(ほじょう)で露地栽培された京都名物の賀茂なす(間藤教授撮影) 京都大学が東京・品川の「京大東京オフィス」で開く連続講座「東京で学ぶ 京大の知」(朝日新聞社後援)のシリーズ8「農学部、京の食を語る」。7月25日に第2回の講演があり、「京で野菜を作りながら世界の食料を語る」と題して、間藤徹・農学部教授が、化学肥料と有機質肥料をめぐる知られざる話から京野菜の生産者の心意気までを語った。