東京電力福島第1原発事故が被災地の正月準備にも影響している。汚染牛肉問題で稲わらから放射性物質が検出されたのを受け、福島県内では地元のわらを使った門松など、正月飾りの製作を取りやめる動きが出ている。小売店や神社でも慎重な対応を余儀なくされている。 白河・西郷広域シルバー人材センター(白河市)では屋内に飾る50センチほどのミニ門松を毎年約800個販売しているが、今年は製作を取りやめた。わらは農家から譲り受け、土や松も地元のものを使用。センターに登録しているお年寄りらの人づてで買ってもらうことが多かったという。 野崎吉和総務課長は「原発問題が収束していない中ではやむを得ない。縁起物なので子供のいる家庭でトラブルになっても困る」と複雑な心境だ。 一方、喜多方市シルバー人材センターは今年もミニ門松を例年通り約90個作る。「手作りなので見た目がよく楽しみにしている人も多い。購入するかどうかはお客さん
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