リビアにはヨーロッパへの上陸を目指す移民・難民がアフリカ中から集まっており、彼らを取引する「奴隷市場」も生まれているテロリストなど武装組織も奴隷を購入しているとみられ、難民や人身取引を放置することは人道的な問題だけでなく、安全保障上の懸念にもなっているリビアは人身取引と子ども兵の問題が交錯する最前線になっている 子どもの健康と安全を願わない親はいないかもしれません。しかし、世界には親から引き離され、地獄を生きる子どもも少なくありません。 貧しく、戦乱が絶えないアフリカでは、借金のカタや誘拐によって子どもが売られることが増え、それに比例するように、テロ組織などが子どもを使うことも増加しています。国連は2016年、人身取引の拡大が子どもの軍事利用に結びついていると警鐘を鳴らしています。 アフリカのなかでも、ヨーロッパへの渡航を目指して各地から移民・難民が集まるリビアは、現代の奴隷貿易と子ども兵