性転換手術などで実在する女性に成り済まして日本人の男と結婚し、偽の外国人登録手続きをしたとして、埼玉県警国際捜査課などは十二日、公正証書原本不実記載などの疑いで、「妻」となったニューハーフのフィリピン人の男三人と、偽装結婚相手の日本人の男三人の計六人を逮捕した、と発表した。結婚相手の男には太田市消防本部の消防士が含まれており、同本部は同日、この消防士を四日付で懲戒免職処分にしたことを明らかにした。 埼玉県警は十二日、入管難民法違反(不法入国など)の疑いで、ニューハーフに偽造旅券を渡したフィリピン人の女(30)も逮捕。フィリピンに偽装結婚の仲介組織があるとみて調べている。 偽装結婚の六人は、埼玉県熊谷市や太田市などのフィリピン人のパブ従業員でニューハーフ三人と、太田市消防本部大泉消防署城之内出張所の元消防司令補竹沢純被告(35)ら男三人。いずれも公正証書原本不実記載などの罪で起訴され、うち二