反政府デモの死者３１９人に、約１．５万人が負傷 イラク
治安部隊と衝突となりデモ隊が避難する様子＝９日、バグダッド中心部/SABAH ARAR/AFP via Getty Images バグダッド（ＣＮＮ） 中東イラクで先月から続いている反政府デモによる死者数が少なくとも３１９人に達したことがわかった。イラク議会人権委員会が明らかにした。 イラクの活動家によれば、治安部隊と数百人のデモ参加者が衝突し、夜間の座り込みに利用されたテントが燃やされるなどして、９日にはバクダッドで４人が死亡した。 タハリール広場から約１キロメートル離れた商業地区では治安部隊が催涙ガスや実弾を使用した。 イラク独立高等人権委員会（ＩＨＣＲ）によれば、約１万５０００人が負傷している。ＩＨＣＲによれば、油田地帯のバスラで８日、２人が死亡した。治安部隊が催涙ガスや実弾を使ったため１００人が負傷したという。
イラク 宗派対立の懸念高まる NHKニュース
イラク 宗派対立の懸念高まる 12月22日 6時24分 アメリカ軍が完全撤退したイラクでは、テロに関与した疑いで副大統領に逮捕状が出たことを巡って、イスラム教シーア派のマリキ首相と、副大統領が所属するスンニ派の勢力の間で対立が深まりつつあり、宗派対立の再燃への懸念が高まっています。 イラクではイスラム教シーア派のマリキ首相に対し、連立相手でイスラム教スンニ派のハシミ副大統領の勢力が「独裁的だ」という批判をこのところ強めていました。こうしたなか今月１９日、ハシミ副大統領に、政権幹部を狙ったテロに関与した疑いで逮捕状が出され、スンニ派の勢力は「逮捕状は、マリキ首相の政治的な思惑によるものだ」と反発を強めています。これについてマリキ首相は２１日、記者会見で「容疑がでっちあげだというのなら、法廷でそう主張すべきだ」と述べたうえで、ハシミ副大統領が滞在しているイラク北部のクルド人自治区の当局に対して
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