まとめ 「彼方のアストラ」はSFじゃない!論争に見てる人が反論『ミステリだろ?』『萩尾望都だろ?』 ラストに作者の回答。まとめ主はSFもミステリもどっちも好き 57685 pv 217 19 users 227
ヴァリス3部作新訳までの経緯 小泉 今回は山形さんにヴァリス3部作について、お話を訊けたらと思っています。私は昔、挫折したんですよ、『ヴァリス』。 山形 ですよね。 小泉 『聖なる侵入』はうへぇ、とか言いながらもなんとか読んだ。『ティモシー・アーチャーの転生』は割と好きだったような記憶があります。でもこの3作、3部作と呼ばれているのは知っていたんですが、あまりこの3作のつながりを意識していなかったんですけど、今回、あらためて3作通して読んでみました。山形さんの新訳ということで、3作とも最初にあとがきから読んで。あとがきから読んだらすごくちゃんと読めてびっくりしました。 山形 ありがとうございます。 小泉 ディックの新装版、つまり装幀が新しくなっていろいろ出ているじゃないですか。よく見ると新装なだけで新訳じゃないものもけっこうあるんですよね。この3部作が新訳になっているっていうのはどういう経
米ロサンゼルス(Los Angeles)のカリフォルニア大学(University of California)ロサンゼルス校のキャンパスで行われたロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙主催のブックフェスティバルに参加した米国のSF作家レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)氏(2009年4月25日撮影)。(c)AFP/Getty Images/John M. Heller 【8月18日 AFP】22日に90歳の誕生日を迎える米SF作家レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)氏は16日、ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とのインタビューで、月面基地建設に消極的なバラク・オバマ(Barack Obama)政権ならびにデジタル書籍を痛烈に批判した。 「火星年代記(The Martian Chronicles)」の著作があるブラッドベ
日本のSFシーンを牽引してきた「ハヤカワ文庫SF」が8月で創刊40周年を迎えます。 この記念すべき年に「ハヤカワ文庫SF」の名作を集結したフェア『夏のSFフェア』を開催いたします。 今回の『夏のSFフェア』最大の目玉はAR(拡張現実)です! ARとは、現実のなかに、実際には存在しないものを表示する先進技術のことで、今回のフェアではこの技術を使用した特設サイトを開設、フェア対象作品の帯と特設サイトで、何かが起こります! 詳しくはこちらをどうぞ。→「夏のSFフェア」特設サイト 主要ラインナップは下部の一覧をごらんください。SFオールタイムベストに選出される名作たちはもちろん、近年の人気SF作品、さらにフェア連動新刊、復刊、カバー替え作品と充実のラインナップでお届けいたします。 フェアのテーマ、「SyncFuture」という言葉にふさわしい、「未来」をイメージさせる「夏のSFフェア」
コンセプト:海外SFはすげえ楽しいんだけど、職場の同僚に聞いてみるとどうも敷居が高いようなので、この俺が独断と純然たる自分の好みでお勧め入門用海外SF小説を挙げてみようと思った。 私の立ち位置:海外SF小説ファン。ただし若干なんちゃって分が入っており、ガチな人に比べれば遥かに読んでる量は少ないと思う。けどそれくらいの方が初心者向けという観点には合致している気もするからいいんじゃないだろうか? 基準:難易度が高そうな専門用語がべきべき出てくる作品は最初は避けた方が無難かもと思った。例えばいきなりヴァン・ヴォークトとかスタニスワフ・レムとか、若干ハードな気がする(勿論タイトルにもよるけど) ということで、以下は私がお勧めする四冊。 ・「エンダーのゲーム」著者:オースン・スコット・カード この本をお勧めする理由は二つある。一つは、この本の焦点は飽くまでエンダーやヴァレンタイン、バトルスクールの少
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。 二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。 高橋和久 訳 出版社:早川書房(ハヤカワepi文庫) 本書は物語を物語る作品ではなく、設定を物語る作品なのだな、と読んでいて思った。 抽象的な言い方だが、この小説は人物の動きを描くことで、物語にダイナミズムを生み出そうという一般的な小説手法からずれていると感じたからだ。 本書はまず確固とした設定の物語世界を描き、その設定の枠組みから、キャラクターを照射しようとしているように感じられる。 実際、本書の設定は練りに練られている。 この
さいきん日本の短編SFアンソロジーをちょいちょい読みながら、その魅力にすっかりハマってしまいましてね……今日はそのあたりの紹介をしてみようとっています。 アンソロジーつって、どんなのがあるかと言いますと、ハヤカワの「ゼロ年代SF傑作選」、創元社の「年刊日本SF傑作選」シリーズ、河出書房の「NOVA」シリーズあたりでしょうか*1。で、今日は第一弾としてハヤカワの「ゼロ年代SF傑作選」*2についてすこしだけ書いてみようと思います。*3 そんなわけで、以下掲載順に、個別の感想。 冲方丁「マルドゥック・スクランブル "104"」 マルドゥックシリーズは面白いらしいと聞きながら、すみません、未読なのですが、そんな僕でも非常に面白く読めたこの短編。 ガジェットやアクション、ところどころ見せるバカバカしさ、そして何より、いかにもアメリカンな会話。そういうすべてにハリウッドのSF映画っぽさが詰めこまれてお
ちと古いが、「イメージファイト」(Image Fight)というゲームがある。iremの縦シューで、PC-Engine がこれとR-TYPEの専用機となっていた20年前の話だ。いわゆる覚えゲーで、敵の出現箇所や攻撃パターンを記憶・攻略するのがミソ。他のSTGと違ってユニークなのが、「訓練ステージ」と「実戦ステージ」があるというところ。つまり、ゲームというバーチャルな空間を、「訓練」と「実戦」に区切っているのだ。 「訓練ステージ」で一定の撃墜率を達成しないと、「実戦」へ配備されず、代わりに「補習ステージ」に送り込まれる。これが鬼のような難度で、実戦よりも泣かされる。「エンダーのゲーム」がまさにコレ。読みながら、わたしの頭ん中では「イメージファイト」が響きわたっていた。 「エンダーのゲーム」の基本は、一人の天才のビルドゥングス・ロマンといえる。類稀なる才能を秘めた少年が、異星人の侵略を阻止する
■編集元:ニュース速報板より「SF小説で面白い作品を挙げろと言われても一つも出てこないよね」 1 ろうと台(大阪府) :2010/02/19(金) 23:17:20.20 ID:H7phWq3D ?PLT(12050) ポイント特典 小説へのいざない:2月 成長するヒロイン 不逞さも繊細さも失わずに 金原ひとみさんが『蛇にピアス』(現在は集英社文庫に収録・400円)で芥川賞を受賞してから早いもので、もう6年がたった。 19歳の女性フリーターが舌へのピアスや刺青(いれずみ)など、自らの身体を改造することで生の手応えを得ようとする物語。社会の片隅で生きる男女の姿が鮮やかに描かれていた。 この作品は、彼女たちの生の痛ましさから目をそむけようとする世間に対して、それでは、生きているどんな実感を得ているのかと挑発した。一方で、ヒロインの行為の背後には、恋人に心身ともに近づきたいという驚くほ
2009年08月05日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 事実は小説より喜なり - 書評 - 夏への扉 [新訳版] 早川書房高橋様より、まさかの献本御礼。 夏への扉 Robert A. Heinlein / 小尾芙佐訳 [原著:The Door Into Summer] 全く同じ作品なのに、これほど印象が変わるとは。 1988年にこの宇宙を去った著者に、見せて上げたい。 我々が、どれほど遠くに来たのかを。 そして、開けるべき扉が、どれほど残っているかを。 本作「夏への扉」は、日本で最も人気のあるSF小説の一つ。それだけに、献本者の高橋氏も指摘する通り、「(SF)業界の人には飽きられた」作品でもある。私自身、本作より「異星の客(Stranger in a Strange Land)」の方が好きだ。別に本作の主人公の名前がダンだからではない。Heinleinなのにエロがないから?それ
2009年06月05日01:41 by 東京創元社 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] カテゴリSF 読者投票によるベスト20結果発表 東京創元社サイトで2009年3月5日より31日まで募集した「文庫創刊50周年企画 創元SF文庫を代表する1冊は何か?」アンケートへの全504件の回答を集計したものです。( )内は票数です。アンケートへの御協力、本当に有り難うございました。 お添えいただいたコメントも抜粋して御紹介いたします。なお同一シリーズ作品の票は合算しました。 5月9日に八重洲ブックセンターで開催しました山本弘さん×大森望さんの「創元SF文庫を語る」トークショーに御参加いただいた方々には一足さきに公表いたしました(この「ベスト20」の結果順位と得票数は、トークショーの採録と共に『ミステリーズ!』vol.35にも掲載しています
「あなたの人生の物語」(参照)は、中国系二世の米国人SF作家テッド・チャンの短編集で、ネイチャー誌に掲載されたショートショートを含め、8編の作品が収録されている。どれも米国のSFコンテストの賞を得ている佳作ぞろいである。 寡作の作家らしく、実質本書以外の著作はないようだ。もしかして日本で編集された選集ではないかと疑い、英書探すと「Stories of Your Life and Others(Ted Chiang)」(参照)があり、邦訳はそれに準じたのものようだ。 私は本書を、その評価もテッド・チャンという作家についても何も知らないで読んだ。勧められたわけでもなかった。とある書店でたまたま偶然に出合った。魅惑的な書名に惹かれたわけでもなかった。その経験はうまく言い難い。読後は、ネットでよく言われる「お前は俺か」という感慨を持った。私と似たようなへんてこな思索課題に取り憑かれ、似たように展開
昨年、K・W・ジーターの「ドクター・アダー」に出会ってしまって以来、30も半ばにさしかかろうというのに正に「茨の道」であるSFに興味を持ち始めてしまった訳なんです。最近は古本屋に行くのが楽しくて楽しくて、時間が許す限り、仕事帰りに通勤径路のブックオフやそれより小規模のチェーン店をひやかすのが日課となっております。 その割には自分の読書ペースは決して速い方ではなく、積読本は文字通り積まれていく一方なのですが、なんかこう、掘り出し物/レア物にフイに出くわした時の恍惚とした感覚が「何かに似てるなぁ」と思っていたのですが、それがかつて熱心だった「レコード掘り」と驚くほど似ていることに気が付きました。 1.○○文庫=レーベル 上記画像はよく寄る某大型チェーン店(さっき名前出したじゃんか)のハヤカワ文庫のコーナー。ご存知の方も多いとは思いますが、ハヤカワ文庫には「HM=Hayakawa Mystery
科学SFを生み、SFが科学者を生む。「2001年宇宙の旅」「鉄腕アトム」「スター・ウォーズ」――SFが示した未来像に衝撃を受け、科学者を志した子どもは少なくない。SF黎明期は特にその傾向が強かった。 今はどうだろうか。「科学もSFも成熟し、細分化された。科学者がSF好きとは限らないし、SFが必ずしも科学的とは限らない」とSF作家の瀬名秀明さんは言う。それが悪いわけではない。だが科学とSFが交流を深めれば、そこからまた、新しい科学者やSF作品が生まれるかもしれない。 瀬名さんはそう考え、SF作家と科学者が議論するシンポジウムを昨年9月の「日本SF大会」で企画。対話から生まれたSF作品は、バンダイビジュアルのWebサイト「トルネードベース」で、「answer songs」として無償公開中だ。 「科学やSFは、コミュニティーを超え、対話を喚起してゆく力がある。SFの原点に戻り、未来につながる企画
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