政府は25日、東日本大震災の復興財源確保に向けた関係閣僚会合を開き、約10兆円の臨時増税の期間について「12年度から5年間」を基本に、最長10年とすることで合意した。週内にまとめる復興基本方針に盛り込む。 会合では、国と地方を合わせた復旧・復興費用の総額が5年で19兆円以上、10年で23兆円以上に上ることを確認。既に11年度の第1次補正予算と第2次補正予算で6兆円を計上しており、当初5年の残り13兆円のうち、約10兆円を臨時増税、約3兆円を歳出削減や税外収入で確保する。 臨時増税の期間は、財政規律維持などのため、平野達男復興担当相らが5年間を主張。しかし、玄葉光一郎国家戦略担当相らは短期間だと増税幅が拡大すると慎重姿勢を示し、「5年を基本に10年以内」とすることで折り合った。 歳出削減は12年度からの4年間で約2兆4000億円とし、子ども手当見直しで年5000億円弱、高速道路無料化実
反ファシズムの危機―現代イタリアの修正主義 作者: セルジョルッツァット,Sergio Luzzatto,堤康徳出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/26メディア: 単行本 クリック: 57回この商品を含むブログ (7件) を見る 反ファシズムへの批判に対する痛烈な反批判、と見返しには書いてあるが、全然そんなふうには読めなかったんですけど。 ファシズムに対して戦後のイタリアでは、当然ながらファシズムを絶対的な悪として批判する反ファシズムが強かったんだけれど、もうリアルタイムで第二次大戦を経験した連中はみんなロートルになってきて、もうかつてのような強い反ファシズムは維持できない。それどころか、その反ファシズム連中がネコもしゃくしも気にくわないものすべてをファシスト呼ばわりしたもんで、いまの多くの人はファシズムって何だかよくわかんなくなってきた。そしてまた反ファシズムは、(実は
『アニマルスピリット』に引きつづき、既存の経済理論に喧嘩をふっかけるアカロフの新刊。今回は「アイデンティティ」に的をしぼって新しい枠組みを構築せんと奮闘している。『アニマルスピルット』で解説した「物語」に関連するものだ。 著者のアカロフ=クラントンいわく、これまでの経済学では、人は個人的な嗜好にもとづく「効用」を最大化するものと仮定されてきた。だが、それでは説明のつかないことが多い。なんで軍隊は新入隊員に厳しい儀式を押しつけるの? 学生は経済的な便益と費用だけで学校選択を考えるって本当? 職業によって性別がかたよるのはなぜ? 黒人差別はどうすれば解消できるの?――などなど。 これらの問題については、経済学者たちも考えてきた。そして金銭的インセンティブにとどまらない誘引を研究し、モデル化するという流れが生じた。 アカロフらはそうしたこころみに敬意を表しつつ、ここに「アイデンティティ」なるパー
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