先月下旬、北欧スウェーデンのストックホルム。ここでは中央銀行のラース・スベンソン副総裁の辞任が断然話題だった。著名な経済学者で今月の任期満了後の再任が当然視されたスベンソンが自ら退くと意向を明らかにしたのだ。発端は金利政策だった。現在のスウェーデンの悩みの種は8.5%前後の高い失業率だ。米連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキとともにプリンストン大学で後輩の学者を教えたスベンソンは高い失業率打開のため現在1%の金利をさらに下げることを強く主張したが受け入れられなかったため辞意表明という強硬手段を取ったのだ。現地メディアが特筆大書するほどスベンソン辞意の波紋は大きかった。 ◆「金利引き下げ失敗」スウェーデン副総裁辞任 輸出中心のスウェーデンの最近の経済状況は複雑だ。自国通貨のクローナが上昇する中、3月の消費者物価上昇率は0%で、目標インフレ2%に満たないでいる。26日に訪ねたスウ
また久しぶりの翻訳です。色々忙しいのですが、ファイナンシャルタイムズに載ったなぜ日本がリフレ政策に乗り出したのかについてのコラムについてクルーグマンが短い文章を、この夏公開のSF映画Pacific Rimの画像をつけて書いてましたので、訳しておくことにしました。このブログのタイトルのSはSFのSなんで(笑) なお訳中の( )は訳者によるものです。 宇宙人の代役 ポール・クルーグマン 2013年5月9日 ほとんど誰もを驚かしたことに、日本が、あの日本が!、緊縮主義の教義から離れ、積極的な金融・財政政策の組み合わせを試してみるのにもっとも意欲的な先進国として浮上してきた。アベノミクスへの評価を下すのには当然まだはやいけれど、よい兆候は現れてきている。しかし、なぜこんな事になっているのか? David Pillingはファイナンシャルタイムズのコラムで2011年の津波と、中国が名目値で経済規模世
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