サケ漁の不振が影を落とす沿岸で、マダラの豊漁が続いている。東日本大震災後に漁獲量が増えていることから、東京電力福島第1原発事故による影響で漁が一時制限されたため、資源量の増大につながった可能性があるという。鍋料理には欠かせない旬の魚に、浜が沸いている。 10日朝の岩手県の宮古市魚市場。12隻のタラはえ縄漁船が漁獲したマダラ2400箱が、遠くは久慈港などからもトラックで運ばれ、水揚げされた。中には、4キロ前後の2匹が入り、6400円の高値が付いた箱も。午後も8隻分の900箱が水揚げされ、構内には発泡スチロール製の白い箱が積み重ねられた。 県水産技術センターによると、1~11月のはえ縄によるマダラの漁獲量は1768トンに上る。好調だった昨年同時期の1642トンを100トン余り上回った。2013年は1737トンだった。震災前の10年が687トンにとどまっており、震災後の豊漁が際立つ。 原発
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