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当用漢字に関するworks014のブックマーク (23)

  • 第111回 「絃」と「弦」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    旧字の「弦」は常用漢字なので、子供の名づけに使えます。新字の「絃」は人名用漢字なので、やはり子供の名づけに使えます。旧字の「弦」は、弓に張る「弦」を意味する漢字で、漢の時代より前から使われていた古い漢字です。一方、新字の「絃」は、琴や琵琶など楽器の「絃」を表すために「弦」から分かれた漢字ですが、せいぜい晋の時代(三世紀頃)までしか遡ることができません。 昭和17年6月17日、国語審議会は標準漢字表を文部大臣に答申しました。標準漢字表は、各官庁および一般社会で使用する漢字の標準を示したもので、新字の「絃」と旧字の「弦」の両方を含む2528字が収録されていました。昭和17年12月4日、文部省は標準漢字表を発表しましたが、そこでも新字の「絃」と旧字の「弦」の両方が含まれていました。 ところが、昭和21年11月5日に国語審議会が答申した当用漢字表には、旧字の「弦」は含まれていたものの、新字の「絃」

    第111回 「絃」と「弦」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • 第92回 「羽」と「羽」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    新字の「羽」は常用漢字なので子供の名づけに使えるのですが、旧字の「羽」は子供の名づけに使えません。「羽」は出生届に書いてOKだけど、「羽」はダメ。でも、旧字の「羽」も、昭和56年9月30日までは出生届に書いてOKだったのです。 昭和21年11月5日に国語審議会が答申した当用漢字表は、手書きのガリ版刷りでしたが、「羽」を含め、羽部は全て旧字体でした。11月16日に内閣告示された当用漢字表でも、「羽」を含め、羽部は全て旧字体でした。そして、昭和23年1月1日の戸籍法改正で、子供の名づけに使える漢字が、この時点での当用漢字表1850字に制限されたことから、旧字の「羽」が子供の名づけに使ってよい漢字になりました。昭和23年の時点では、旧字の「羽」は出生届に書いてOKだけど、新字の「羽」はダメだったのです。 昭和23年6月1日、国語審議会は当用漢字字体表を答申しました。当用漢字字体表は、活字字体の標

    第92回 「羽」と「羽」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • 原本を確認!「当用漢字表」の「隠(隱)」: ほぼ文字についてだけのブログ(tonan's blog改)

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘(2014/05/09)の小駒勝美さんからのご教示の内容を確認するため国立公文書館で『官報』に発表された当時の「当用漢字表」と「正誤」の原を確認してきました。 これまで国立国会図書館所蔵の「当用漢字表」の画像を使っていましたが、不鮮明で困っていました。 国立公文書館では原を直接さわることができ、しかもデジタルカメラでの撮影可なのです(三脚使用は不可)。 「当用漢字表」は昭和21年(1946年)11月16日の『官報』号外に掲載されました

    原本を確認!「当用漢字表」の「隠(隱)」: ほぼ文字についてだけのブログ(tonan's blog改)
    works014
    works014 2014/05/20
    …「当用漢字表」の「(隱)」の誤りは、字体の誤りではなく、書体の誤りだった…
  • 当用漢字の告示、『日本人の読み書き能力』、ローマ字化を阻んだもの - 風信2011

    今日1月26日の朝日新聞夕刊「昭和史再訪」の「21年(1946年11月16日) 当用漢字の告示」は大きな問題がある。見出しは「楽に読み書き ローマ字化阻む」である。コラム「証言」は元国立国語研究所長の甲斐睦朗によるもので、その見出しは「『昼』か『晝』か、母と議論」であり、1949年の新字体の採用時のことを強調したものとなっている。 これらからは《(使用する漢字を制限した)1946年の当用漢字の告示と、(当用漢字の字体を簡略化し新字体を採用した)1949年の当用漢字字体表の告示とが、日人の読み書きを楽にして(占領軍が意図した)ローマ字化を阻んだ》という文脈が読みとることになろう。 占領軍が意図したローマ字化を阻んだのは、占領軍自身が1948年に指導し、日人が実行した、15−64歳の約1万7千人を対象とした「読み書き能力調査」である。この調査により日人の識字率の高さが明らかとなったのであ

  • 「异体字の昿埜」終了 | yasuokaの日記 | スラド

    异体字の昿埜が無事おわった。とりあえず、各回のUSTREAMと当日のハンドアウトPDFにリンクしておくことにする。 USTREAM: (1) (2) (3) (4) PDF: (1) (2) (3) (4) 四夜を通して見て「しまった」と思うのは、1981年の常用漢字告示にまつわる人名用漢字の狂騒を話し忘れていることだ。うーむ、まあ、どの夜もストーリー上これを入れるのは難しいので、『新しい常用漢字と人名用漢字』を読んでもらうことにしよう。あと、喋っている時の安岡孝一は、どうも全体にテンションが高すぎる。というか、かなりアブナイ。聴衆の方々に、かなり負担を強いている気がする。それでも懲りずに来てくださった皆様、ありがとうございます。

    works014
    works014 2011/10/09
    _「喋っている時の安岡孝一は、どうも全体にテンションが高すぎる」…氏曰くライヴ感覚…
  • 异体字の昿埜 㐧一夜 「国」字攷: やまもも書斎記

    2011-09-16 當山日出夫 ともあれ、昨日は、都合がついたので、京大まで行ってきた。 この前の国立国語研究所の 第4回 NINJALフォーラム 「日語文字・表記の難しさとおもしろさ」 2011年9月11日 一橋記念講堂 のときにも感じたことであるが、このような会合に出ての興味はふたつある。一つは、もちろん、そこで話しをする話題についての興味。そして、もう一つは、そこに集まる人たちがどんな人たちで、どんな質問とかをするかの興味である。(ひょっとすると、私の場合、後者の興味の方がつよいかもしれない。) で、今回の人文研の「异体字の昿埜」であるが・・・内容としては、「国」という文字(現在の常用漢字体)の成立のプロセスの話し。で、ありながら、同時に、日の戦中から戦後にかけての、言語政策(特に、漢字政策)についての、いきさつの話しとしてきいた。 このあたりの事情は、話しをした安岡さんの

  • なぜ十二支の戌は第2水準漢字なのか | yasuokaの日記 | スラド

    子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥のうち、なぜ戌だけが第2水準漢字なのか、という質問をもらった。まあ、偶然と言えば偶然なのだが、ざっと歴史を追ってみることにしよう。 『標準名づけ読』(婦女界社、1940年12月)の500字には、十二支のうち子丑寅卯辰巳午酉亥が含まれていて、未申戌がなかった。一方『当用漢字表』(国語審議会、1946年11月)には、子午未申が収録されていた。すなわち、『標準名づけ読』と『当用漢字表』を合わせると、十二支のうち子丑寅卯辰巳午未申酉亥の11字が含まれていたわけだ。この結果、1951年5月の『人名用漢字別表』内閣告示により、戌を除く11字は子供の名づけに使えるようになった。JIS C 6226-1978は、当用漢字と人名用漢字を全て第1水準漢字に収録するという方針で設計されたことから、子丑寅卯辰巳午未申酉亥は第1水準漢字となり、戌だけが第2水準漢字となってしまったわけであ

  • 漢字制限と保科孝一 | yasuokaの日記 | スラド

    芳賀明夫ブログでの私(安岡孝一)のコメントを読んだ方々から、「戦後日史漢字対談は、いつですか」とご質問があった。いや、その、お相手はクラレの会長さんだし、私の方がいくら乗り気でも、そう簡単に実現するとは思えないんだけど…。 ただ、正直なところ、私が和久井康明の『漢字の使用制限を撤廃せよ』(日経済新聞、第44902号(2011年1月31日)、朝刊p.5)に、噛みついたのは、この記事が漢字制限のことを話していながら、記事の中に「国語審議会」も「文化審議会国語分科会」も出てこないからだ。それでいて、「連合国軍総司令部(GHQ)」が当用漢字を導入した、なんていう話が出てくる。 それは少なくとも、昭和20年11月27日の国語審議会での保科孝一(国語審議会幹事長)の以下の発言を、全く無視しているということだろう。 社会上教育上の立場から漢字は自然に減少し、文体の平易化は自然に行われることと思うが、

  • 和久井康明氏の漢字制限撤廃提言について再び - 芳賀明夫の思いつくままに

    1月31日付け小生のブログに、京都大学理系のご出身と思われる安岡孝一氏が「当用漢字をGHQが導入した、というくだりは納得がいきませんでした」と、米国教育使節団報告と国語審議会による当用漢字策定の前後の時間的なずれから、GHQは関与していないと指摘するコメントを下さったので、それを和久井康明氏に連絡したところ、彼が、取材を受ける前に相当調べていることが分かる、文章を送ってくれたので、そのほんの1部であるが、納得いく部分をここに転載する。 「戦後、米国教育使節団来日とその「国字ローマ字化」の勧告により、日の国字が学習上の最大の障碍となっており、これをローマ字にすることにより民主的公民としての資格と国際的理解の助長を加速するという名目で、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領政策の国語国字改革の下、簡素化と平明さを目指して、戦時下に作成された標準漢字表内の常用漢字を基に当用漢字が国語審議会

    和久井康明氏の漢字制限撤廃提言について再び - 芳賀明夫の思いつくままに
    works014
    works014 2011/02/07
    _安岡氏「私の意見としては、もともと戦前から漢字制限をやりたがっていた国語審議会が、これ幸いとGHQの尻馬に乗った、そうとしか思えないのですよ」
  • GHQが導入した当用漢字 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日付の日経済新聞(第44902号)をチェックしていたところ、和久井康明の「漢字の使用制限を撤廃せよ」(朝刊p.5)というインタビューが、目に止まった。 国語審議会が当用漢字表を答申したのは昭和21年11月5日。当用漢字表が次官会議に持ち込まれたのが11月11日。閣議に持ち込まれたのが11月12日。内閣告示が11月16日。実は、当用漢字表はGHQを通っていない。 『米国教育使節団報告書』(昭和21年3月30日)を読めばわかる通り、GHQの方針は日語のローマ字化だった。漢字制限どころか仮名も捨てて、ローマ字で日語を表わせ、というのだ。でも、国語審議会は、この報告書に先立つこと4ヶ月、昭和20年11月27日には、標準漢字表の再検討に着手していて、あくまで漢字制限の方向に突き進んでいく。この結果GHQは、昭和21年11月16日の当用漢字表内閣告示に対し、沖縄における当用漢字表の告示を許可し

  • 新漢字表に「嗅」が採用されたワケ 岩見隆夫 | 杜父魚ブログ

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    新漢字表に「嗅」が採用されたワケ 岩見隆夫 | 杜父魚ブログ
    works014
    works014 2010/12/24
    _「占領政策にかき回され」とするのは如何なモノか?
  • 第58回 「仏」と「佛」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    新字の「仏」は常用漢字なので、子供の名づけに使えます。旧字の「佛」は人名用漢字なので、子供の名づけに使えます。つまり、「仏」も「佛」も出生届に書いてOKなのですが、その背後には、当用漢字表制定時のゴタゴタがあったりするのです。 漢字制限に関する審議をおこなっていた国語審議会は、昭和17年6月17日、文部大臣に標準漢字表を答申しました。標準漢字表は、各官庁および一般社会で使用する漢字の標準を示したもので、2528字が収録されており、その中に旧字の「佛」が含まれていました。「佛」の直後には、カッコ書きで新字の「仏」が添えられていて、「佛(仏)」となっていました。標準漢字表では、新字の「仏」はカッコ書きになっているものの、一般に使用して差し支えないということでした。 昭和21年4月27日、国語審議会に提出された常用漢字表1295字には、旧字の「佛」が収録されていました。これに対し、文部省教科書局

    第58回 「仏」と「佛」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • 漢字表一覧

  • 当用漢字表と林大 | yasuokaの日記 | スラド

    『国語施策百年の歩み』(文化庁、2003年3月)を読んでいたところ、pp.8-34の「〈座談会〉戦後国語施策の出発 ―昭和二十年代を振り返る―」(2002年9月3日、大田区産業プラザ会議室)の中で、林大の以下の発言に出くわした。 それで再検討して千八百五十字の当用漢字表ができた。その原案ができつつあったころに私は国語課に入ったんですけれども、その漢字表については、パージ逃れじゃないけれども、私は関係ございません。 当時の会議資料を読む限りでも、林大が「当用漢字表」(1946年11月5日国語審議会答申)の審議にかかわった形跡はない。代わりに活躍が目立つのは、当時、文部省教科書局国語調査室の嘱託だった三宅武郎だ。「拡」「圧」「脳」などの簡易字体は、三宅武郎が「常用漢字に関する主査委員会」で提案したものだし、氏名等を平易にする法律試案を提出したのも三宅武郎だ。少なくとも林大の名は、表面には出てこ

  • 内閣支持率を調べるのは「よろん調査」か「せろん調査」か - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言

    (第156号、通巻176号) 政権発足100日を節目に鳩山内閣の支持率について、マスコミ各社の世論調査の結果が相次いで発表された。いずれも内閣支持率の急降下を示しているが、このブログで今回取り上げるのは、調査結果ではなく、「世論調査」の「世論」という言葉についてである。 まず読み方。「よろん」とも「せろん」とも言うが、NHK放送文化研究所が平成に入ってから行ったアンケートによると、「よろん」と読む人が63パーセント、「せろん」が34パーセントだった。また、数年前に文化庁が調査した結果では、おおざっぱに言って「よろん」派対「せろん」派の割合は7対2だったという。 「よろん」が多数派ではあるが、漢字表記は、元々は「世論」ではなく「輿論」だった。発音は「よろん」。女性が結婚などによって富裕な身分になることを「玉の輿(こし)に乗る」といい、お祭りの時、神体を載せてかつぐ屋形を「お神輿(みこし)」と

    内閣支持率を調べるのは「よろん調査」か「せろん調査」か - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言
  • 「常用漢字表」改正議論進む…過去の誤ちをどう清算するのか?

  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
    works014
    works014 2009/11/17
    _書きかえ
  • ●「常用漢字」など (゚⊿゚)イラネ

    http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090908-OYT1T00706.htm?from=navr 之繞の点の数がどうしたって。あのなあ。「常用漢字」なんてのはもう要らねえんだよ。 必要な文字を文章の中の必要な部分で使用すればいいだけだろ。「常用漢字」表外字だから書けないとか、表外の読みだから仮名に開くとか、そんな感じだから日語の表現の幅が狭くなってるんだよなあ。で、審議してる当事者は漢字一文字一文字の出し入れとか字形への拘りとか枝葉末節で紛議になってるし、どうし様もねえな。 そんで、之繞の点の数、印刷に多用される明朝体は標準で二点、手書きを中心とした楷書体は標準で一点のくねらせ、此の図式を崩したのが「当用漢字字体表」の罪であると見て誤りではない。其の根の認識がずれてるから、可笑しな主張が平然となされる。ああ阿呆らしい。

    ●「常用漢字」など (゚⊿゚)イラネ
  • 戦後新聞漢字事件簿 - 神保町系オタオタ日記

    昭和21年11月16日「当用漢字表」が公布された。「編輯」の「輯」の字が収録されていないことから、そのことだけでも新聞社では大騒ぎがあったようだ。同年12月9日六社編輯局長会議が共同通信で開催され、「集」と「修」のいずれを「輯」の代用字として用いるかを議論した。毎日新聞東京社の森正蔵の日記*1によると、 各社の意見は、朝日−東京が集で大阪、西部が修、共同−はじめ修を用いたが今では集が有力。東京新聞−集。読売−各社の決定を見てから決定。時事新報−輯を固執。そして社は東京が集をすでに用い、大阪は修を主張し、西部は大勢に従うということになっている。 そして今日の会合で出た意見は 一、「修」には官僚臭あって不可(共同、朝日高野個人の意見) 一、「修」はこの次の漢字制限で除かれるおそれあり。「集」ならばなほながい余命がある(僕の意見) 一、「集」の簡易性を尊重すべし(僕の意見) 一、「輯」にはア

    戦後新聞漢字事件簿 - 神保町系オタオタ日記
  • 雜誌「言語生活」1977年4月号の特輯「新漢字表を考える」について

    制作者(webmaster) 野嵜健秀(Takehide Nozaki) 初出 「闇黒日記」平成十八年七月十一日 公開 2006-09-10 言葉 言葉 言葉 國語國字改良論者/表音主義 概要 筑摩書房から出てゐた雜誌「言語生活」1977年4月号の特輯「新漢字表を考える」では、「当用漢字表」の「功罪」を問ふ、と云ふ座談會をやつてゐる。 參加者が全員「功績論者」で、「当用漢字表」は「良いものだつた」と言つてゐる。 批評 噂通り國字改革萬歳漢字制限萬歳の偏向甚だしい代物だつた。 「既成事實」を強調する長谷川鑛平 長谷川鑛平は、もはや引き返せない。今さら方向転換はできないと思います。と述べる。 改革の正統性を主張する林大 林大は述べる。 後になってわかったことですが、あそこ(「当用漢字」:野嵜注)で用いられている略字っていうのは、決してあの時になってやったんじゃなくて、大正十二年の常用漢字の時に