【新春対談】羽生善治棋聖×経済評論家・勝間和代さん 意識的にアクセル踏もう“成長の糧” (1/6ページ) 2009.1.3 08:13 昨年の秋口に起きた米国発の金融危機を境に後退局面に入った世界経済は、回復の兆しを見せずに越年してしまった。国内に目を向ければ、政治の混乱も手伝って停滞感や閉塞(へいそく)感が充満する。それを打ち破り、ピンチをチャンスに変えるためには何が必要か。窮地に追い込まれてもそれを挽回(ばんかい)する“マジック”を得意とする羽生善治棋聖と、「日本を変えよう」という著作も出してさまざまな改革を訴える経済評論家の勝間和代さんに“新年の一手”を聞いた。(聞き手 経済本部部長 谷口正晃)日本「少し優勢」 --明けましておめでとうございます。しかし、今年はそうのんきなことも言っていられません。世界経済も日本経済もピンチのままとあって、無気力感や閉塞感が充満しているように感じま