February 10, 201120:59 by insolite 猿でもわかる腱鞘炎入門(後編) カテゴリ本の話 楽器を演奏する人間にとって、前腕の機能を理解することは特に重要だ。 漫画にでてくる骸骨をみればわかる思うが、ヒトや猿の前腕は2本の骨から構成されている。 問題は、手のひらを下に向けるとき―つまりあなたがピアノを弾くとき― それらがクロスした状態になることである。 もちろん、今そうやってパソコンに向かっているときもそうだ。 手のひらをかえす際、よく注意してみれば、 小指側の骨を軸にして親指側の骨が移動しているのがわかるだろう。 これが前腕の回転するメカニズムである。 スケールだとか、アルペジオだとか、タルカス(*1)とか練習するのも大事だけれど、 その前にこのような基本的な身体の構造を理解することが、本当は望ましいのだと思う。 楽器の巧い人間が誰でも、このような身体構造の基本