男子カーリング世界選手権は5日目の日程を消化し、ラウンドロビンも残り2試合のみだ。 日本はドロー12でロシアを退けると、続くドロー13でトリノ五輪金メダリストのBrad Gushue率いる世界ランク1位のカナダ代表との大一番を迎えた。一昨年のワールドカーリングツアーでは勝利を収めたことのある相手だったが、後攻を取られると1エンドで2点奪われ、ブランクエンドを挟んで3エンドで1点取らされて、続く4エンドでは今大会ワーストの5点を失い、早々にゲームが決まってしまった。 「すごく難しいショットを決めてきたわけではないけれど、石のズレがほとんどなかった」(リード両角公佑) 「こっちの調子も悪くはなかったけど、『悪くない』では絶対に勝てない」(セカンド山口剛史) 「久しぶりに『あ、これ何もできないで負けるやつだ』と思いました」 (サード清水徹郎) 「単純にうまかった。軽くいなされましたね。全然、本気
カナダ・エドモントンで開催中の男子カーリング世界選手権は4日目を終え、ラウンドロビンも後半に突入。日本代表のSC軽井沢はドロー10で世界ランク3位のノルウェー、ドロー11で同5位のアメリカと対戦した。 まずノルウェー戦だが、ハンマースタートながら3エンド連続スティールされ、残り7エンドで4点を追う展開を強いられる。「アイスを読むのが相手より完全に遅れた」とサードの清水徹郎は振り返る一方で、「あと7エンドもある」とチーム全員が開き直り、後攻で2点を取り、先攻で相手に1点を取らせるというカーリングの基本に立ち返った。 以後はショットやラインコールの乱れもなく、4&6エンドで2点を取り、5&7エンドで1点を取らせるという、粘りのゲームを見せる。追うプレッシャーを与え続けた成果か、第8エンドに起きた相手のミスに付け込み、一挙4得点を獲得。メンバーも「記憶にない」という4点差を跳ね返す逆転劇で4勝目
日本代表のSC軽井沢クラブはドロー7で、ソチ銀メダルチームで世界王者の実績も持つスウェーデン代表 Niklas Edinに挑んだ。 ハンマーを持ったスウェーデンは1エンド目から好ショットを重ねる。特にセカンドのRasmus WRANAAはランバックトリプルという滅多にお目にかかれないショットで強烈な挨拶をSC軽井沢クラブお見舞いすると、それを足がかりにまず2点を奪った。 それでも、「ショットは上がっているし、アイスにもだいぶ合ってきた」とスキップ両角友佑が口にしたように、SC軽井沢は辛抱強くセットアップを繰り返し反撃の機を待つ。しかし、世界トップチームは簡単に複数得点を与えてくれない。プレッシャーショットを作ってもいなされ、あるいはプレッシャーを跳ね除けて決められ、一度もリードを奪えずに逃げ切られた。火力あるいは手数の差が出た格好となり、両角友も「悔しいけれど、相手の方がうまかった」と認め
カナダ・エドモントンで開催中の男子カーリング世界選手権「Ford World Men's Curling Championship 2017」は2日目を終えた。 1位は3戦全勝のカナダ。ホームの利を存分に活かし、会場を沸かすパフォーマンスを持続した。特にスキップのグシュー(Brad Gushue)はドロー3のロシア戦で100%のショット率を記録すると、続くドロー5、スウェーデンとの世界ランキング1位2位対決でも93%というハイアベレージを叩き出す。ごく控え目に言わせてもらっても、カーリングモンスターである。今は「まだ当たらなくて良かった」と胸をなで下ろす他ない。 日本代表のSC軽井沢クラブはドロー3でオランダを9-6で退けるも、ドロー5、ソチ五輪銀メダリストの“氷上のベン・アフレック”とも呼ばれる(嘘です。僕が勝手につけた)マードック(David Murdoch)率いるスコットランド代表に
男子のカーリング世界選手権「Ford World Men's Curling Championship 2017」がカナダのアルバータ州・エドモントンで開幕した。 1日の現地紙「EDMONTON SUN」のスポーツ面はトップからカーリングを5P連続で載せ、その扱いはホッケーやフットボール、フィギュアスケートよりも大きかった。そのほとんどがカナダ代表・グシューの紹介に終始していたものの、カナダの著名スポーツジャーナリストのテリー・ジョーンズは「WORLD ODDS」という囲み記事を作成。全チームにオッズと短評をつけた。 トップはもちろんカナダで3倍。スウェーデン(4倍)、スコットランド(6倍)、ノルウェイ(8倍)が続く。日本は出場12カ国中7位の15倍というオッズだった。短評では「A surprise fourth at Basel 2016 worlds」と紹介されている。surprise
カナダはアルバータ州・エドモントンで現地時間の4月1日から、カーリング男子世界選手権「Ford World Men's Curling Championship 2017」が開幕する。 来年の平昌五輪の出場権がかかったこの大会だが、昨大会4位という好成績を残した日本代表のSC軽井沢クラブは今回、中位以上、あるいは下位でも出場権を獲得できるというポジションにいる。おそらくラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)が終了予定の6日木曜日(現地)には正式決定するだろうが、当の選手は決して楽観視はしていない。 「強い相手ばかりで楽に勝てる試合なんてない」(スキップ/両角友佑) 「最低限の目標ではあるが、そこ(五輪出場)だけを目指しているわけではない」(サード/清水徹郎) 「狙うのは昨年(4位)以上、メダルです」(セカンド/山口剛史) 「『6位でも(五輪に)出られるからいいや』なんて思っていると、絶対に
男子カーリング日本代表、SC軽井沢は今まさに、韓国中東部・義城市で開催中のパシフィックアジアカーリング選手権(以下PACC)の決勝に挑んでいる。 昨夜の準決勝で地元韓国代表を退け、同時に来年の世界選手権(4月カナダ・エドモントン)の出場権を獲得した。これにより、2018年の平昌五輪出場が限りなく近づいたことになる。 18年平昌五輪の出場権は、五輪から逆算して直近2回の世界選手権の順位によって振り分けられる「オリンピックポイント」の合計で争われる。上記の18年エドモントン大会と、今年4月にスイスで開催されたバーゼル 大会だ。SC軽井沢はこのバーゼルの地で日本カーリング男子史上最高位の4位という好成績をおさめた。獲得したポイントは9。このあたりはWikipediaの「世界カーリング選手権」が分かりやすいが、同じレギュレーションで競われた、ソチ五輪に必要だった出場ポイントは10だった。 つまり、
リオ五輪は過去のものになり、めっきり寒くなってきたのでいよいよカーリングシーズンの到来だ。カナダや欧州ではすでにワールドカーリングツアーが始まっていて、日本のチームも男女共に各地で奮闘している。 と、書くと、「ん?男女?」とひっかかる人が出てくるだろう。 カーリングの取材をしている、と人に話すと、必ず尋ねられる三大質問がある。 まずは「あのブラシは何?」だ。氷上にある水の粒「ペブル」を履いてストーンを伸ばして…と説明することになるのだけど、それは割愛して、次は「なんでみんな女の子はあんなカワイイの?」だ。それについて「知らん。元がいいんじゃないのかな」とかいう模範解答をすることもあれば「みんなカワイイわけじゃなくカワイイ子を中心にメディアが露出させてるだけ」という元も子もない返答をすることもある。あんまりこれを言及していくと各方面に怒られそうなので、最後、いわゆる本題に進むが、以下の質問も
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く