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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (11)

  • 空中キャンプ してはいけない反省

    反省、という行為には、いまひとつよくわからないところがある。反省って基的にいいこととされているじゃない。世の中的にさ。己を省みる。しかし、しなくていい反省、するだけムダな反省、むしろしてはいけない反省というものもあるようにおもう。反省もほどほどになさいという意味あいのことを、僭越ではありますが、わたしが今からお伝えしていこうとおもう。 わかりやすい例をあげると、たとえば恋愛において。意中の相手にメールを送ったとします。しかし返信がこない。あれっ、なんでだろう。自分はなにかまずいことを書いただろうか。そんなことないとおもうんだけどな。うーん。そういえばこの前会ったときに、遅刻しちゃった。あの日はどうもお互いに機嫌がよくなかったような気がする。なにかヘンなことでも言ったかな…。ことほどさように、人はなぜかひとりでに「反省マシーン」と化して、自分のおこないをひとつひとつ検証してしまう。しかし実

  • えらい人は、東北のとある田舎町へいきたがっている - 空中キャンプ

  • 10 things I hate about you - 空中キャンプ

    Cちゃん結婚おめでとう。旦那さん、けっこうかっこよかったね。えー、実は、あまりいいプレゼントがおもい浮かばなかったのですが、僕のだいすきな『恋のからさわぎ』という映画の最後で、女の子が朗読する、とてもすてきな詩があるので、これを代わりに送りたいとおもいます。僕がちょっとだけ意訳しました。”10 things I hate about you”(あなたのイヤなところ10個)という詩です。 I hate the way you talk to me, and the way you cut your hair. あなたの話し方がイヤ、そのへんな髪型も I hate the way you drive my car. あなたが私の車を運転するのがイヤ I hate it when you stare. あなたが私を見つめるのがイヤ I hate your big dumb combat boot

    yam1226
    yam1226 2009/11/03
    素敵><
  • 「ウェブ社会の思想」/鈴木謙介 - 空中キャンプ

    鈴木謙介のは、「カーニヴァル化する社会」をいぜんに読んだだけで、他のは読んだことがなかったのですが、最近になって、鈴木氏(以下チャーリー。でもなぜ彼はチャーリーと呼ばれているのか…)のラジオをよく聴くようになり、それきっかけでも読んでみることにしました。とてもおもしろく読めました。関係ないけど、チャーリーはラジオ向きのいい声をしているとおもう。 こので論じられているのは、あたらしいテクノロジーに支えられた社会において、あらためて選択や自由という行為の意味づけ(または、公共圏や民主主義といった概念の定義)が変わってくるのではないか、ということである。個人情報管理型の社会という前半の論点は、ここ最近の東浩紀の議論を踏まえているように感じました。後半の、共同性や民主主義といった論点については、大澤真幸に近い印象がありました。もちろん、他にも参考にしている論はあるとおもいますが、特に大澤の

    yam1226
    yam1226 2008/07/19
    それ(自動選択)は、より効率的な選択なのか、就業という行為における蓋然性(なんかよくわからない会社にたまたま入っちゃったけど、働いてみたらおもしろい!)の喪失なのか、わたしにはよくわからない。
  • 「告白」/町田康 - 空中キャンプ

    谷崎潤一郎賞を受賞した、2005年の作品。最近になって文庫化されたので読みました。とても長い小説ですが、やっぱり文体がすばらしい*1ので一気に読める。こうして長編を読んでみると、町田の文体ここまできたか、というおどろきがある。おもしろかったです。 あっ、シャツにケチャップが。気に入っているシャツにケチャップのしみがついてしまった。あー。あーもう、ってとりあえずはナプキンで拭くのだが、見るとうっすらと赤いしみが残ってしまっているのががまんならない。よりにもよって、いちばん気に入っているこのシャツが。くやしさにまみれながら、どうにかこのうっすらと赤いしみを除去できないだろうかと考え、とりあえず洗面所にいき、水をつけてから拭いてみるのだが、赤いしみはなくならず、むしろ拭けば拭くほどに、赤いしみはその範囲を拡大しているようである。さっきより悪化してるじゃんかー。つい数分前までは真っ白だったシャツが

  • 2008-04-07 - 空中キャンプ

    いぜんわたしの会社に、27歳の青年が勤めていた。明るくて愛想がよく、友達は多かったようである。彼は中途で入社したのだが、1年ていどで辞めていった。当初は期待されていた彼がなぜそのように短期間で退社したのかというと、これは「プロ野球選手が好きすぎてどうしようもなかったため」であった。 別に、どれほどプロ野球選手が好きだからといって、会社を辞めることはない。通常はそのように考えるものである。しかし現実そうはいかなかった。なぜから彼は、小学校3年生のころから、選手のサイン集めに凝りだしてしまい、それが止められなかったのだ。特に外国人選手のサイン収集への情熱はつよく、そのキャリアおよそ20年、彼が収集を開始した年いらい、来日したすべての選手のサインを持っているのがじまんだという。わたしは彼からはじめてその話をきいたとき、口では「ふーん」などと感心をよそおいつつ、内心なんだかいやな感じがしたのだった

  • 2007-10-10 - 空中キャンプ

    いい文章を書きたいのであれば、書き終えてから、あるていど時間を置いて読み直すといいとよく言われる。これは誰にとっても納得のいく方法だとおもう。時間を置くことで、客観的に文章を眺めることができるし、意味の伝わりにくいところは推敲できる。なにより文章ぜんたいをクールダウンできるから、時間を置き、推敲を通したテキストはより論理的で端正になる。 しかし、わたしはこの方法がどうも苦手だ。時間を置くと、いったいどうしてこんな文章を書いたのか、自分でもよくわからなくなってくるし、なにをおもしろいとおもって書いたのか、いまひとつおもいだせなくなってしまう。もちろん、文章を書き直すことで、感情の入りすぎていた部分は削られて、気持ちだけが空回りしていた言葉は、もっと別のフレーズに置き換えられる。だからこれはきっといい文章なのだ──すくなくとも、推敲前よりはずっと。でも、このテキストっておもしろいのかな、とわた

    yam1226
    yam1226 2007/10/11
  • 空中キャンプ - あたりまえのこと 2007-09-20

    いぜん、心理学者の岸田秀が書いたエッセイを読んでいて、とてもおもしろいとおもったのは、彼がまだ若かったころ、ある日「世の中にはつまらないがある」という事実を発見した、という文章だった。岸田は、この世の中につまらないがあるなどとはかんがえもしなかったのだという。かわりに岸田はこうかんがえていた。というものが、人手と時間をかけて作られている以上、その中には有意義な内容が込められているに決まっている。出版社がわざわざ印刷をし、書店に並べるからには、もちろんその中身はしっかりと吟味されているはずだし、無内容な、つまらないを、手間をかけて出版するなどということはありえない。どんなでも最後まで真剣に読み通す習慣のあった岸田青年は、かたくなにそう信じていたわけだ。 ところが岸田は、あるタイミングで発見してしまう。この世界には、つまらないというものがあると。読んでもいっこもいいことがない、た

    yam1226
    yam1226 2007/09/26
  • 空中キャンプ - 2007-09-15 ■怒りながら笑う人

    わたしは、怒りの感情が弱い。喜怒哀楽と感情あるなかで、怒のバランスがかなり低いのである。もちろん、頭にくることはしょっちゅうあるのだが、怒りがうまく持続しないし、なんだか途中からは疲れてきちゃって、わりとどうでもよくなって寝てしまう。だから、ものごとに取り組むさいの動機づけとして、怒りをうまく利用できない。「ちくしょー、頭にきたぞ。こうなったら、誰にもまねできないような、なにかすごいことやってやる」という気持ちで、ものごとへ向かうことができない。 負の感情を動機づけにする、というのは、もちろんわるいことではない。ヒップホップがその代表例だ。生まれた環境や差別、貧困などの経験を、表現に昇華させる。かかる表現が広く受け入れられたのは、やはりそれがリアルだったからで、怒りをきちんと表現の域にまで持っていけた人たちもたくさんいる。しかし、正直なところわたしは、「怒ってるラップ」にそれほどなじめなか

    yam1226
    yam1226 2007/09/16
  • 空中キャンプ - できるよ征服!

    いぜん、営業の仕事をしていたころ、当初わたしはほんとうに契約が取れなくて、仕事を辞めさせられるのではないかとはらはらしていた。このままでは、ひとつも契約が取れないまま、強制的に退社させられてしまうのではないだろうか。いったいこんな調子で、給料をもらったりしていいのかしら。その後、試行錯誤あり、しだいに契約を取れるようになっていったが、かんがえてみれば、べつにこれといった技術を身につけたわけではなかった。なんかこう、営業スキル的なものをね。ただ、「ふつうにやっていれば、月に3件くらいは取れるよなあ」ということがイメージできるようになった。それだけは変わった。月を通してやれば、すくなくとも3件は反応があるだろうということが、きちんとイメージできるようになったし、そのていどなら自分にもできるとおもえるようになった。そうした自己イメージに従って動くことができるようになったのである。 しかし、月に3

  • 空中キャンプ 鎌倉時代のおしゃれ

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