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ブックマーク / komachi.hatenablog.com (11)

  • 音声認識研究の閉塞感は他人事ではない - 武蔵野日記

    「何かが欠けている音声認識研究」についての話。を紹介。前も書いたことがあるかもしれないが、id:tihara さんの文章は独特のリズムととぼけた感じがあってとても好きである。 古井先生の話は「音声認識技術の進歩が止まっている」というところから始まった。古井先生は国内外で有名な音声認識工学の研究者である。日音声認識界で知らない人はいないだろうし、先日は海外で基調講演をしてきたばかりである。その先生が、実感として「止まっている」と言っており、各種客観的なデータから「止まっている」ということを読みとっていた。 私も止まっていると感じているし、そう感じている音声認識技術の研究者は多いようである。実際、20年間進歩がないと言っていた研究者もいた。古井先生の主張はどうやら6年間進歩がないということらしかったが、とにかく6年から20年くらいは進歩がないようである。 音声認識は進歩が止まっているという

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  • 企業の研究者として生きるということ - 武蔵野日記

    最近出たで読もうと思っていたので東京出張の合間を縫って読む。 企業の研究者をめざす皆さんへ―Research That Matters 作者: 丸山宏出版社/メーカー: 近代科学社発売日: 2009/11/04メディア: 単行購入: 7人 クリック: 105回この商品を含むブログ (16件) を見る丸山さんは元々自然言語処理の研究者(昔 ACL にも通していた)で、IBM の東京基礎研究所の所長を2006年から努めていて、今回は所長として研究所で発行していたニューズレターに連載していたコラムをまとめたを上梓した、ということのようだ。 書き下ろしになっている第1章と第9章以外はそういうわけで大変読みにくい(他の見せ方はなかったのだろうか。手間をかけずに出版するためにこうなったのだろうが)のだが、書き下ろし部分だけでも確かに読んで参考になった。ニューズレター部分も参考になって、たとえばp

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  • マイクロソフト基礎研究所“最強伝説” - 武蔵野日記

    Microsoft Research (研究の世界ではよく MSR と呼ばれる)が「マイクロソフト基礎研究所」になるところに少し恣意的なものを感じるが、内容には全く同意。どこかの国の科学技術行政に向けた取り組みと比べると泣ける(涙もろい)。マイクロソフト基礎研究所“最強伝説”は今も健在か?という記事。登録しないと2ページ目以降読めないのが腹立たしいが、登録して読む価値はあると思う。 (研究部隊は)無分別になって良いと言っているわけではない。研究のコスト構造やお金の使い先については、よりいっそう注意深くなる必要がある。ただ、基礎研究は会社の未来にとって非常にクリティカルなものであり、削減ありきの姿勢で臨まないというのが、われわれの哲学だ。 こういう意見が民間から出るのがアメリカのすごいところであり、これと逆のことを国がするのは日のすごいことだが、MSR は当に信じがたいくらいすばらしい研

    yam1226
    yam1226 2009/11/18
    そういうわけで今後も(は?)もっと人生攻めていけたらいいなぁ。立ち止まったところが終わりだから。
  • 大学院生の夏休みの過ごし方ガイド - 武蔵野日記

    さてさて、日企業は6月になってからインターンシップの応募が格的に開始し、どこも6月中が〆切というところが多いようだ。 Twitter で知った(@yanbeさんが教えてくれた)のだが マイクロソフトがインターンシップの募集をしているそうだ。期間は2ヶ月と日のインターンシップにしては長いが、よくよく見ると「週3日から5日フルタイム勤務」と書いてあるので、週1日だけはゼミがあるから、とかいう事情も考慮してくれそうだし、報酬は「当社インターンシップ給与規定による (月額 30 万円程度)」と書いてある(交通費と住宅手当は別)し、M1 の人とか D2 の人にはけっこういい待遇なんではないかなーと思う(とはいえインターンに割り当てられるプロジェクトが自分の希望に沿ったものでないとあまり楽しめないかもしれないが)。 あと、IBM もインターンシップを受け入れているそうで、こちらも行って入社した人

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  • アメリカでこれから先生きのこるのは大変? - 武蔵野日記

    shima さんのブログ米国トップスクールでの就職状況経由でMBA米国就活マニュアル。自分も少しアメリカで働き口を検討してみたのだが、非常にタイミングが悪くて全然だめっぽかったので、分からなくもない。でもここまで厳しいとは……。 孫引きになるが 「ちょっとお試しで」、「日を軸に考えるけど、一応受けてみっか」みたいなテンションだと秒殺でゴミ箱行き。一刀両断され斬られた感覚すら残らない、みたいな 感じ? 正直、難しさのレベルは当初の想像をかなり上回った 自分が会社を退職し、米国で就職活動をすると言った際に、前職の諸先輩方が、「(想いは買うが)ほぼ不可能だから辞めておけ」と仰って下さった 過去に多くの日人MBA留学生たちが挑戦しては砕け散っていたことも知っていた それでも尚、当初は、心の底では自分なら何とかなると思っていた(だからこそ無謀にも日のオプションを全て切って挑んだ) が、いざ実際

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  • NAIST 自然言語処理学講座的大学院時代の過ごし方 - 武蔵野日記

    研究室に行って id:smly くんに(昨日聞かれた)プロジェクト実習の追加の話をしたりなど。そうこうしていると、ご飯一緒に行きませんか、と言われたので shirayuくん、junta-m くんの4人で回転寿司をべに行く。 NAIST で出会いはありますかという話もあったりしながら(自分の答えとしては、外に出た方が見つかりますよ、というものだけど(笑))、大学院生活どう過ごしたらいいのかという話が出たので、ここでも再掲しておく。一応 NAIST の自然言語処理学講座、つまり松研ならこんな感じかな?というガイドラインなので、NAIST でも他の分野のことは知らない(分野によって研究スタイルはかなり異なる)し、自然言語処理でも他の大学はどうか分からない(東大とか京大とかと比べると、文系出身者が1-2割いるということに加え、分野外から来る人が過半数というのは大きな特徴だと思う)ので、この話を

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  • 超大規模なウェブデータを使った研究をするための方法 - 武蔵野日記

    ちょっと仕事を早めに抜けさせてもらって企業見学。先日の Key-Value Store 勉強会で名刺を交換しただけなのに、非常に丁寧に応対してくださって大変ありがたい。 うーむ、日で超大規模な Web のデータを使って(自由に論文が書けるという意味での)研究ができるところ、自分は一つくらいかなぁと思っていた(PFIを入れると2つ)のだが、ここでもできるのか……パラダイス的な感じで衝撃を受けた。中途採用に応募するときはこういうふうにしたほうがいいですよ、と教えてくれたり、ぶっちゃけた話も参考になりすぎる(笑) 超大規模(ここで言う超大規模というのは日で考えてシェアトップ3に入るような規模の話)データでなければもっといろいろやっているところはあるだろうが、シェアが数%に満たなかったり、研究としてはもちろん意義はあるだろうが、サービスのインパクトとしては……みたいなのは思うことがある。 リン

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  • IBM TRL オープンハウス 2009@京都に行ってきた - 武蔵野日記

    以前も書いたように Open House 2009 in Kyoto に参加してきた。京都国際会館は高の原から急行で1時間弱。さすがに関東まで出るのはなかなか大変なので、近場で開催してくれて非常に助かる。 所長さんのご挨拶、研究員としてのキャリアパスについての説明(主席研究員の方が入社後どのようなことを手がけてきたか)に加え、IBM TRL (Tokyo Research Laboratory = 東京基礎研究所)で働くということはどういうことか、というお話。どれもそれぞれ違った角度から TRL で研究員するってどういうことか話していて、非常におもしろかった。特にいいところだけではなく悪いところ、というか気をつけたほうがいいところも含めて話してもらったので、参考になったかな。いいところだけでなく他社と比較して悪いところも言い、納得してもらうというの、最近流行っているらしいということは 銀の

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  • 予備校講師の教え〜「与える」よりも「引き出せ」 - 武蔵野日記

    「分かりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント (ブルーバックス) 作者: 藤沢晃治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/19メディア: 新書購入: 6人 クリック: 22回この商品を含むブログ (38件) を見る を読んでみた。教えるときにやってはいけないこと、やっていいことが実例混じりでたくさん載っている。教職取っている人ならどこかで聞いたような話の集大成ではあるのだが、失敗談も豊富なので、読み物としてもおもしろい。 たとえば薬学の国家試験対策に来る予備校講師の授業のほうが教授の授業よりおもしろいという話(p.169)で 「覚えたければ、どんどん人に教えなさい。人に教えれば教えるほど、自分の理解が深まります。さらに、自分がまだ理解できていない点がどこなのか、ハッキリと自覚できます!」 「ライバルを蹴落としたければ、そのライバルにどんどん教えなさい。*

    予備校講師の教え〜「与える」よりも「引き出せ」 - 武蔵野日記
    yam1226
    yam1226 2009/01/20
    「ライバルを蹴落としたければ、そのライバルにどんどん教えなさい。*一方的に教わるだけ*の人はどんどんバカになります」
  • 日本の大学院で博士に進学するということ - 武蔵野日記

    書き忘れないうちに専門教育に関して悩まれている人へ贈る言葉と裕福じゃないと博士後期課程に行けないとは限らないをメモしておく。 前者は日で大学院に行くのはお金の無駄だからアメリカに行け、という内容。後者は日で大学院に行くのも賢くやれば費用はかからない、という内容。少し詳しく見てみる。 まず前者から。 第二に、もし学位(Ph.D.)をアメリカでとるのであれば、日でやっていたマスターの二年間もそのお金も完全に無駄になる。少なくともアメリカのresearch universityでは、自然科学系の修士課程(マスターをとることを目標としたプログラム)というものは事実上存在していない(要はすべてがPh.D. program)ため、もう一度、アメリカ中の有名大学からピンに近い成績でやってきた新卒たちとゼロからコースワーク(専門の基礎教育)をやり直すことになる。 第三に、マスターを持っていても研究者

    日本の大学院で博士に進学するということ - 武蔵野日記
  • GentooJP 飲み会: 絶対外資がいいですよ - 武蔵野日記

    ちょっと時間遅れてしまったが GentooJP 飲み会に出てきた。いつものメンバー :-) 就職活動の話になったが、trombik さんから「usata さんはベンチャーがいいんですか、それとも大企業がいいんですか」と聞かれたが、やはり企業の体力がある大企業がいいなぁー。「絶対外資がいいですよ」というお言葉をいただく。まあ、いわゆるメーカー系には(企業に就職するとしても)まず行かないと思うけど……。IBM のここ数ヶ月のごたごたの話を聞いたりしていると、外資といっても大変そうだなとは思う(リストラされると言っても一律切っているわけではなく、切りやすい人から切るのだろうけど)。 という話をしていると、「あれ、大学には残らないんですか?」というのをみなさんから突っ込まれた(いかにも大学に残りそうに見えるのだろうか……)のだが、残るのも残らないのも茨の道で、残る道だけ考えていると残れなかったとき

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