テロリストが信号機を操る映画「ダイ・ハード4」さながらに、大都市の交通を混乱に陥れることも可能だという。 セキュリティ企業IOActiveの研究者が4月30日、世界の主要都市で交通管制システムに使われている装置のハッキングに成功したと発表した。装置の脆弱性を突いて攻撃を仕掛ければ、テロリストが信号機を操る映画「ダイ・ハード4」さながらに、大都市の交通を混乱に陥れることも可能だとしている。 IOActiveのブログによると、問題の装置は米国や中国など世界10カ国で採用され、米首都ワシントンやニューヨーク、英ロンドンなどの主要都市の交通システムに使われているという。 研究者はこの装置に複数の脆弱性を発見したと報告。悪用すれば装置を完全に制御して、交通管制システムに不正なデータを送信できてしまうとしている。信号機を操作したり、電光掲示板に表示される制限速度を操作したりして、交通渋滞を引き起こした
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