普通預金金利が0.25%の場合、預金者の2割超が預け替えを検討するとの調査結果を、NTTデータ経営研究所が1日、発表した。預金金利上昇で預け替えが活発化する可能性が明らかになった。 普段利用する金融機関から他の銀行へ預貯金の預け替えを検討する際、「預金金利の高さを重視する」と回答した343人を対象に、「他行の普通預金金利が何%であれば預貯金の預け替えを検討するか」を調査した。金利0.25%で21%が、金利1.0%以上なら65%が、預け替えを検討すると回答した。 住宅ローンの残高があると回答した95人を対象とした調査によると、住宅ローン返済額が2割増加すると、2割の人が返済できなくなる可能性がある。住宅ローンの貸し倒れリスクが顕在化する可能性には注視が必要とNTTデータ経営研究所は指摘している。 日本銀行は3月の金融政策決定会合で、世界で最後のマイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げを決定し