ソニーの音楽系事業を統括するソニー・ミュージックエンタテインメントは、DNSリゾルバのQuad9に対して「海賊版サイトへのアクセスをブロックしろ」と要求する訴訟を起こしています。「インターネットの言論の自由を脅かす」とも指摘されていたこの訴訟の控訴審で、ドイツ・ドレスデンの裁判所がQuad9を支持し、ソニー・ミュージックエンタテインメント側の訴えを退ける判決を下しました。 Quad9 Turns the Sony Case Around in Dresden | Quad9 https://quad9.net/news/blog/quad9-turns-the-sony-case-around-in-dresden/ Dresden stories at Techdirt. https://www.techdirt.com/2023/12/07/good-and-bad-news-on-a
著者: Andres Guadamuz氏、英国サセックス大学、知的財産法上級講師。2021年に最も注目された テクノロジー関連の出来事は、非代替性トークン (NFT) に対する人気の高まりです。NFTは分散型台帳と暗号通貨の世界で、最近特に関心を集めています。この画期的な技術は、アートとテクノロジーの世界を席巻しました。 非代替性トークン (NFT) の購入により買い手が取得する権利については、大きな誤解があります。NFTの裏付けとなるアート作品とそれに伴うすべての権利を取得すると考えている人もいますが、実際に購入するのは、作品自体ではなく、作品に関連するメタデータに過ぎません。 (写真: sjscreens / Alamy Stock Photo) Twitter社のCEOを務めるJack Dorsey氏は、自身が初めて投稿したツイートのNFTを250万米ドル相当で売却しました。NBAは
絵の個性を反映したイラストを無限に生成できるAIサービスとして話題を集めている「mimic」(ミミック)がβ版の全機能を停止する。運営会社のラディウス・ファイブ(東京都新宿区)が8月30日に発表した。29日の公開からわずか1日で終了となる。「β版では不正利用を防ぐ仕組みが不十分と考えた」(同社) 問い合わせフォームや公式Discordサーバも閉鎖。作成済み、作成中のイラストメーカー(画像を学習させることで、イラストを生成できる機能)や関連する全ての画像をサービスから削除するという。停止と閉鎖は30日中に実施。削除は準備が整い次第順次対応するとしている。今後は不正利用に関わる課題を改善できたとき、正式版として再リリースする予定。 同社は正式版に向けて解決すべき課題について「利用者が著作権を保持していないイラストを、著作権者の許諾なくアップロートすること」と説明している。β版の利用規約ではこれ
ある情景を英語の文章で表現すると、それに沿った画像を出力するAIサービス「Midjourney」が話題になっている。現在はベータ版だが、完成度の高い絵を次々生成する機能は驚くほどだ。使い方を説明しつつ、試した結果を見ていこう。 Midjourneyは、コミュニケーションサービス「Discord」内で提供されている機能。利用するには、まずDiscordのアカウントを作る必要がある。 Midjourneyのサイトにアクセスして「Join the beta」、続いて「招待を受ける」をクリックすると、Midjourneyのコーナーに入れる。ここで、画面左側のルーム一覧から「newbies-60」や「newbies-90」など、newbiesと名付けられたいずれかのルームを選んで次のステップへ進む。
日本の著作権法における非親告罪化(にほんのちょさくけんほうにおけるひしんこくざいか)とは、日本の著作権法における著作権侵害の処罰を親告罪ではなくすること。つまり、著作権侵害事件を被害者(著作権者等)の告訴を経ることなく公訴を提起できるようにするということを指す。 概要[編集] 日本において、著作権等侵害等に係る刑事罰は大部分が親告罪とされており[1]、著作権者が告訴しない限り、公訴提起することができず、刑事責任を問うことができない。著作権違反が「非親告罪化」されると、他人の作品の二次創作など、著作権者が訴えるつもりがなくても処罰されるようになり、担い手の創造意欲が失われてしまうとの指摘がある[2]。一方、他者の告訴がなくても検察が自由に訴追できれば、海賊版を摘発しやすくなるため、著作権者の売り上げを守り、コンテンツ産業の後押しになる側面もある。 なお、次のTPP法改正日より以前から、以下の
漫画のせりふ、無断掲載疑い 「ネタバレサイト」運営者書類送検へ―福岡県警 2022年02月03日00時57分 福岡県警察本部=福岡市 連載中の漫画のせりふを書き写し、ウェブサイト上に無断掲載したとして、福岡県警が著作権法違反容疑で、サイトを運営していた東京都内の法人と代表者の男を近く書類送検する方針を固めたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。 「ジョジョ」に学んだ海賊版との戦い 漫画原作者デビューした弁護士の気概とは 漫画そのものを無断で公開する「海賊版サイト」ではなく、せりふを丸写ししたサイトが摘発されるのは珍しい。作品の内容や結末を無断で明かすサイトは「ネタバレサイト」と呼ばれ、多くは広告収益が目的とみられている。 捜査関係者によると、この法人と代表者の男は、小学館の漫画アプリなどで連載されている「ケンガンオメガ」について、せりふやコマの一部を無断で複製し、サイト上で公開した疑い
「漫画村」ネット広告は不法 代理店に1100万円賠償命令―東京地裁 2021年12月21日18時56分 東京地裁(裁判所合同庁舎)=東京都千代田区 海賊版サイト「漫画村」に無断で著作を掲載された漫画家の赤松健さんが、同サイトに掲載する広告を募った代理店2社に対し、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。田中孝一裁判長は2社が不法行為をしていたと認定し、請求全額の賠償を命じた。 「漫画村」運営者に実刑 海賊版サイト収入「犯罪収益」―福岡地裁 赤松さんの代理人弁護士によると、漫画の海賊版サイトに関わる広告代理店の責任を認めた判決は初めて。 赤松さんが提訴したのはインターネット広告代理店の「エムエムラボ」(横浜市)と親会社の「グローバルネット」(東京都大田区)。判決によると、漫画村では2017年6月以降、赤松さんの著作である「魔法先生ネギま!」と「UQ HOLDER!
YouTubeは、いまや単に「動画を共有する場所」ではない。あらゆる産業が使う巨大なプラットフォームだ。 特に音楽産業については、単にプロモーションの場としてではなく、リスナーとアーティストをつなぐ重要なパイプであり、収益獲得の場にもなっている。そのための主軸技術が「Content ID」だ。 YouTubeは自社で、有料プランを含む音楽配信サービスである「YouTube Music」ももっているし、今年も7月27日から開催される「フジロック・フェスティバル '19」の公式配信を行う。そうした部分でも、Content IDが広く使われている。 Content IDの存在は、音楽産業とYouTubeの信頼関係をつなぐ要である。みなさんも名前は聞いたことがあるかもしれない。しかし、それが実際どう作られ、働いていているかを理解している人は少ないのではないか。 では、Content IDはどのよう
米ロックバンド「キングス・オブ・レオン」のステージ風景(2007年8月26日撮影、資料写真)。(c)Guillaume BAPTISTE / AFP 【3月24日 AFP】早くも2021年を表すキーワードになりつつある「NFT」。ブロックチェーン技術を用い、デジタル作品を唯一無二の所有可能な資産としてオンライン販売する新手法であるNFTをいち早く活用する動きが音楽界に生まれている。 多くの人にはいまだ理解されていない概念ではあるが、NFT(「非代替性トークン」を意味するnon-fungible tokenの略で、発音は「ニフティー」)とは基本的に、ビットコイン(Bitcoin)などの暗号資産(仮想通貨)の仕組みを支えるオンラインデータベースのブロックチェーンに所有権を記録し、それによってデジタルアート作品の「所有」を証明するものだ。 NFTはアート界をたちまち席巻。今月11日には、競売にか
音楽教室での教師の模範演奏にJASRACの許諾が必要なのかという論点について前回書きました。この機会に、JASRACを気にせず演奏できる場合はどのような場合かについて整理してみましょう。なお、複製や公衆送信等の他の利用形態については長くなるので触れません。あくまでも演奏(歌唱も含みます)の話です。 1) 演奏権の対象でない場合前回も書きましたが、著作権法の演奏権(22条)は公衆に対する演奏にのみ及びますので「特定少数」に対する演奏にJASRACの許諾が必要となることはありません。 ジョークとして「そのうち鼻歌を歌ってもJASRACが金を取りに来るようになる」なんてことが言われますが、「ネタにマジレス」するとそのようなことはあり得ません。友だちの誕生会で歌うとか、会社の宴会で歌うとかも同様です。 ついでに書いておくと、著作権法での「公衆」には「特定多数」も含まれます。(会員制のコンサートで特
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
そもそもDJプレイとは 私は、バンド活動にのめり込んだ学生時代を過ごしたこともあり、弁護士として、音楽に関わる案件を多く取り扱っています。 昨年に設立した音楽家のための法律相談サービス「Law and Theory」は、設立1周年を迎えました。 新年早々には大好きなジャズピアニストであるRobert Glasperのライブに2日連続で行き(1日目が最高だったので、すぐに翌日のチケットを取ってしまいました)、今年も音楽に関わる仕事をしていく決意を新たにしたところです。 さて、そんな思いを込めて、私からは、DJプレイを可能にする権利制限規定という、直球の提案をさせていただきたいと思います。 クラブカルチャーを愛する方々からは、無粋であると感じられてしまうかもしれません。しかし、この提案は、DJプレイの法的な問題点をただ指摘するという趣旨のもとで行うものではありません。 昨年末のTPP11発効に
最近、音楽著作権使用料の包括処理方法をよく聞かれるので(いいぞ、野外アニクラもっと増えろ!) ここで試算できます。 参加費 2000円 キャパ 100人 総時間 360分(6h) 総曲数 240分(1曲90秒) 一般的なアニクラなら5400円と驚きの安さ!セトリ提出で確実に分配されます。https://t.co/9eCpNuH4ve pic.twitter.com/8oWs0jxL8L — 杉本真之(ちへ) (@sgmtmsyk) May 30, 2019 総インプレッションが約4万回、エンゲージメント約3千回に対して、リンクのクリックが171回と寂しい感じなので、この機会にもうちょっと広まったらいいなと思っています。 JASRACは悪の組織"カスラック"なのか?ノウハウの前に、そもそもこのツイートに至った経緯をまず簡単に紹介させてください。 私は2010年に野外DJイベント『Re:ani
法改正を進めるために賛成意見を水増しして与党に報告し、海外での先行事例も恣意(しい)的に選んで都合のいいところだけ紹介している――。 権利者の許可なくインターネットに上げられたと知りながら漫画や写真、論文などをダウンロードすることを全面的に違法とする著作権法改正を進めようとしている文化庁が、自民党に正確ではない説明をしたと指摘する「検証レポート」が3日、明治大学知的財産法政策研究所のホームページで公表された。 自民党の文部科学部会などは先月こうした説明などをもとに法改正を了承したが、反対意見も根強く出ている。党の最高意思決定機関である総務会は1日の会合で、関係者への説明不足などを理由に異例の了承先送りを決めたばかり。与党に不正確な判断材料を提供していたとの指摘は今後の議論に影響を与えそうだ。 今回の検証は、違法とする行為をもっと絞り込むように緊急声明で求めていた著作権法の専門家らの一部が行
こちらのコラム、だいぶ長くご無沙汰してしまいました。いつもここでは外国の情報政策について扱っているのですが、今日は珍しく日本の情報政策について少し書きたいと思います。 ※190226追記:「2.著作権教育の萎縮」の最後に少し補足を致しました。 いま様々なメディア等で、著作権法の改「正(?)」によるダウンロード違法化の拡大が非常に注目を集めているところですが、僕自身、この議論の元になる報告書を出した文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の委員をさせて頂いています。といっても2018年度から委嘱頂いたばかりの「一年生」なのですが、議論への微々たる貢献以上に、著作権法が実際にこうやって作られているんだ、ということを間近に見て、情報政策研究者として非常に貴重な勉強の機会を頂いています。 普段僕自身、本件に限らず自分が直接審議等に関わっている事項については、ネットやメディア等で発言しないポリシ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く