■[memo][flower]太陽 09:20 目が覚めてから起き上がるまでのあいだ、そこらへんに転がっている本や雑誌を布団のなかで開いて、おめざがわりに文字を読む習慣があるのだけど、こないだの朝そうして読んだ、映画秘宝の別冊『アイドル映画30年史』のなかにある、みうらじゅんのインタビューがすごくよかった。チョコレートよりも甘く胸にひろがった。みうらじゅんはここで、栗田ひろみというアイドルとの、きわめて個人的、内的なかかわりについて、悟りを開いた僧侶のような口ぶりで、淡々と語る。その発言すべて、共感の嵐という感じで、一言たりとも看過できない。 (以下、引用はすべてみうらじゅんの発言) 栗田ひろみが好きだったのは十五歳とか十六歳の頃。僕ね、この人とたぶん同い年だと思うんですよ。 ある種の人々が、もっともアイドルに接近する年代、思春期。もちろんそうでない人にとっては、まったくそうでない。ぼくの