あふれんばかりの餡子に気合の入ったはちまき姿! 浅野内匠頭が切腹した田村右京太夫屋敷跡地にちなんだ最中 新正堂(新橋) 2014/04/21 ショップ グルメ おもたせ 気合の入ったはちまき姿、閉まるはずの皮は餡子を収めきれずに開いたまんま。その名も物騒な「切腹最中」。生みの親は新橋「新正堂」の三代目、渡辺仁久さん。店の周辺一帯が忠臣蔵の浅野内匠頭が切腹した所、田村右京太夫屋敷跡であることにちなんだという。忠臣蔵ファンご用達の逸品だ。 十勝産の高級小豆“みやび”は灰汁も味のうちと、さらし過ぎずに炊いて、豆の風味を閉じ込める。宮城産のもち米で作る皮はまるで厚焼きせんべい。噛むほどにうまさが広がる。これが濃いくちの餡子によく合う。中にはもちもちの求肥も潜んでいる。 三代目が周囲の大反対にもめげずに世に送り出した「切腹」の名にかかっては、誰しもが思わず破顔。今では新橋発の“お詫びの品”としても有