米、止まらぬ牛肉離れ=健康志向で鶏肉にシフト 【シカゴ時事】米国民の牛肉離れが止まらない。1人当たりの消費量はピーク時から4割以上も減少している。健康志向の高まりから、牛肉が敬遠され、鶏肉が好まれるようになっているからだ。 〔写真特集〕ミス豊満コンテスト 米農務省の推計によると、2014年の国民1人当たりの牛肉消費量は前年比3.7%減の24.6キロ。1976年の42.8キロをピークに、右肩下がりの状況が続いている。15年は23.7キロと、さらに減少するとみられている。 米国は世界最大の牛肉生産国で、ハンバーガーやステーキなど牛肉料理が食生活の中心を占めてきた。しかし、食べ過ぎると心臓疾患やがんのリスクが高まるとして、食生活の改善を促す研究報告も数多く出されている。 牛肉に代わり、カロリーが低く価格も割安な鶏肉の需要が増加。1人当たりの消費量は90年代前半に牛肉を逆転し、14年は37
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