以前聞いたリコーの遠藤さんの講演の中に「見えない階段を上る」という言葉があった。 人や組織が成長していくのは階段を昇っていくようなものだ、という例えがあるが、遠藤さんによるとこの階段には他人から見える部分と見えない部分があるという。 人の変化というのは他人から見るとある日突然に起きてジャンプしたように見える、これが他人からも見える階段で大きな段差のあるもの。しかし実は皆がいきなりジャンプするわけではなく、その背後には日々の小さい努力の積み重ねがあるわけで、この他人からは見えない小さい階段を日々コツコツと上っていくことが大切で、その積み重ねが大きな階段になる。 そしてこの小さい階段は他人には見えなくても、本人にはしっかり見えている、あるいは見えるようにしなさい、それが重要と言うのが遠藤さんの論だ。 これって以前に紹介した小さな改善を積み上げて改革を成し遂げるのと同じような話なのだが、私自身も
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