大洗町の「ホッキまつり」が9日、同町磯浜町の町魚市場で開かれ、町農林水産課によると、1万人以上の人出でにぎわった。東日本大震災の津波で大きな被害を受けた魚市場は、長く続く風評被害をはね返すほどの大にぎわいだった。 魚市場は祭り開始前から混雑。生シラス丼やホッキ飯、ホッキ貝の販売ブースには、長い列ができ、1回目のホッキ貝は早々と完売し、急きょ漁業者が漁に出て追加する場面もあった。生シラス丼は千杯以上を売り上げ、一時は丼用のご飯が炊き上がるのを待つほどだった。 干物や地元野菜の即売コーナーも混雑した。 漁船による漁体験のイベントも大人気。定員を超える80人が集まり、急きょ漁船を手当てして3回に分けて行った。