放送開始前から、主演の剛力彩芽をめぐって賛否両論の声があがったドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』。「黒髪ロング」「細身だが巨乳」「眼鏡」「ミステリアス」といった原作の栞子のイメージが、ショートカットで元気なイメージの剛力とはあまりにも違いすぎることから、キャスティングを疑問視する意見も多かった。さらに原作では栞子の「妹」が、ドラマでは「弟」に変更されていることにもとまどいの声が。 そんな逆風のなかのスタートだったが、やはり『ビブリア古書堂の事件手帖』はすごかった。作中に登場した本が、次々と売れゆきをのばしているのだ。 これまで、初回の夏目漱石の『それから』から小山 清の『落穂拾ひ』、S・N・ヴィノグラードフ、A・F・クジミンの『論理学入門』に宮沢賢治の『春と修羅』、アンソニー・バージェスの『時計じかけのオレンジ』、太宰 治の『晩年』、梶山季之の『せどり男爵数奇譚』などが登場しているが、放送