●原発取材に抗議 米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る「レベル6」に相当することが分かった福島第1原発事故。被曝(ひばく)を恐れる外資系企業や大使館は関西、九州に一時避難しているが、テレビの報道現場も混乱を極めている。それが明るみになったのが日本テレビ。最前線で原発取材にあたっていた報道局社会部の統括デスクがトンズラし、社内で大問題になっているという。 「出社拒否しているのはKというデスク。06年のライブドア事件当時、粘っこい取材で有名になった人物です。最近はミャンマーで反政府デモを取材中に殺害されたジャーナリストの長井健司氏のビデオを取り返す運動を展開しています」(事情通) 日テレ報道局では、被曝を恐れて東京から“自主避難”した社員が他にも何人かいるという。ただ、K氏の場合はちょっと事情が違うらしい。 「彼は99年の東海村JCO臨界事故を取材し、自ら被曝経験もある。社内で