3棟が全半焼し、施設で暮らすお年寄りの遺体が見つかった老人施設「たまゆら」の火災現場=20日午前8時30分、群馬県渋川市で共同通信社ヘリから 猛烈な炎と煙がお年寄りが暮らす施設を襲った。19日深夜、群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」で発生した火災は、7人が死亡、4人が重軽傷を負う最悪の結果を招いた。防火設備は整っていたのか、避難誘導は…。近隣住民の中には施設の運営に危うさを感じた人もいた。群馬県が施設に立ち入り調査に乗り出そうとした矢先の惨事だった。 「本当に申し訳ありません」。施設を運営する特定非営利活動法人(NPO法人)の高桑五郎理事長は、この日県警の現場検証に立ち会った。報道陣に囲まれた際には、謝罪の言葉を繰り返した。 同夜には「入所者を守るべき立場にありながら、今回このような最悪の事態を招き、入所者および周りの人に対して大変申し訳なく思っております。出火原因につきましては
3棟が全半焼し、施設で暮らすお年寄りの遺体が見つかった「静養ホームたまゆら」の火災現場=20日午前8時30分、群馬県渋川市で共同通信社ヘリから 群馬県渋川市の老人福祉施設「静養ホームたまゆら」で3棟が全半焼し5人が遺体で見つかった火災で、同施設は福祉施設として県に届け出がなかったことが20日、分かった。県はこれまでにも施設を運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「彩経会」(高桑五郎理事長)に対し、施設概要の説明などを求めてきたが、内容に矛盾する点があることなどから週明けにも実態調査に乗り出す方針だった。 県によると、同施設について「高齢者を集めて食事を与えている」「劣悪な環境らしい」などの情報が寄せられたため、彩経会に対し、施設概要の説明を求めたという。 今月に入り、彩経会から概要確認書の提出を受けたが、施設概要を「25室、定員25人」とする一方、建物の構造を「1棟15部屋」とするなど、
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