福島原発で直下型地震の恐れ=「耐震強化必要」−東北大教授ら 福島原発で直下型地震の恐れ=「耐震強化必要」−東北大教授ら 東京電力福島第1原発から数キロ西にある双葉断層で、直下型地震が起こる可能性が高いことが、東北大学の趙大鵬教授(地震学)らの研究で分かった。地下から上昇してくる水が断層に入り込み、滑りやすくなって地震が起こるといい、趙教授は「原発の耐震強化が必要」と話す。 研究成果は欧州の専門誌「Solid Earth」に14日、掲載された。 趙教授らは、福島県いわき市で2011年4月11日に起きた地震(震度6弱)を引き起こした井戸沢断層と福島第1原発のすぐ近くにある双葉断層の構造を調べ、「両者の地下構造がよく似ている」(趙教授)ことを突き止めた。 二つの断層の地表から地下150キロを比較したところ、それぞれの断層の下で水が見つかった。太平洋プレートに含まれていた水が、地下の圧力で上