社説 オスプレイ配備/沖縄は植民地ではない 軍事至上主義を改めよ2012年9月28日 Tweet 日本政府は米軍岩国基地で試験飛行が行われている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、28日以降に米海兵隊が普天間飛行場へ移動を開始することを県や関係自治体に通告した。 9日の「オスプレイ配備に反対する県民大会」の抗議決議を踏まえ、24、25日には仲井真弘多知事が森本敏防衛相ら政府側へ配備中止を強く求めたが、国は結局聞く耳を持たなかった。 これは一貫して配備に反対している県民総意を無視する蛮行である。日米は民主主義を真っ向から否定する国に成り下がったのか。 有名無実の「安全」 本紙が毎日新聞社と合同で5月に実施した世論調査では、県内回答者の9割が「配備すべきでない」と反対の意思表示をしている。中でも普天間飛行場を抱える宜野湾市は97%と高率だった。 同調査以降も、6月にフロリダ州