平成最後の冬休み、2018年/2019年の年末年始はまとまった休みを取れる人が多いのではないだろうか。長めの休暇に「普段はできない読書を」と思う方のために、技術ジャーナリスト松浦晋也さんに普段出会えない本を薦めてもらった。前編の今回は、先入観を排し、技術と社会制度や政治、国家の関係をひもとく本を紹介していただく。 今年の年末年始はまとまった休みを取れる人が多いのではないだろうか(もちろんインフラ関係をはじめとして休みなしの人がいることも知っている。本当にご苦労さまです)。親戚づきあいもあるだろうし、家族サービスもあるだろうが、それでも幾分かは自分のための時間を確保できるのではなかろうか。 そこで長めの休暇に「普段はできない読書を」と思う方のために、まずはいくらかのヒントとなりそうなことを書いていこう。 まとまった時間が確保できる時の読書の楽しみ、それは「出会い」である。思ってもいなかった良