国連人権問題高等弁務官は過去二か月間に民間の死傷者数が激増していることに憂慮を表明した。6月には民間人12名が死亡し57名が負傷、7月には8名が死亡し65名が負傷している。 2015年8月以来の高い数字である。ウクライナ軍も武装勢力も民間人保護の必要な措置をとっておらず、停戦条項の遵守とミンスク合意の履行を強く求める、とした。 また2014年4月半~2016年7月31日の期間、ウクライナ東部において、国連人権問題高等弁務官事務所は9553人の死亡と22137人の負傷を記録した。この数字は両勢力、民間・軍人を含めた数字である。 -------- 毎月10名くらいが死亡しても別に驚かない、という異常な状態が続いています。