スマートフォンの画面をバキバキに割ってしまったという悲しい思いをしたことのある人は多いでしょう。 ガラスはざまざまな面で優れた特性を持つ便利な素材ですが、衝撃に対する耐久性はなかなか解決できない欠点となっています。 そんな中、カナダのマギル大学( McGill University)の新しい研究は、貝殻の内側の層をヒントに、より強くて丈夫なガラスの開発に成功したと報告しています。 この新素材は、衝撃によって砕けることなくプラスチックのような弾力性を持っていて、将来的にはスマートフォンの画面などに利用される可能性があります。 研究の詳細は、9月10日付けで科学雑誌『Science』に掲載されています。