フランス・パリ(Paris)で撮影された、米グーグル(Google)のウェブサイトを表示するパソコン画面(2009年9月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOEL SAGET 【12月19日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)が進める書籍電子化をめぐりフランスの出版社などが起こした損害賠償請求訴訟で、パリ(Paris)の裁判所は18日、「書籍の電子化にあたっては著作権者の許諾が必要」との判断を示し、グーグルに30万ユーロ(約3900万円)の支払いを命じる判決を下した。 この訴訟は、仏出版大手Editions du Seuilなどを傘下に持つ仏出版グループ、マルティニエール(Martiniere)などが3年前に起こしたもので、同社の著作物多数が承諾を受けることなく電子化されているとして、グーグルに1500万ユーロ(約19億5000万円)の損害賠償を求めていた。 裁判