日本がアメリカなどと結んだサンフランシスコ条約と日米安全保障条約(旧安保条約)が発効した1952年4月28日から60年になりました。 サ条約で日本は形の上では「独立国」となりましたが、沖縄はその後も占領下におかれ、安保条約でいまも全国に米軍基地がおかれているように、日本は事実上、アメリカの「従属国」にされてきました。沖縄の基地問題でも環太平洋連携協定(TPP)への参加問題でも「アメリカいいなりでいいのか」という批判が噴き出しています。「日米同盟」の根本にある安保条約の是非を問うときです。 「対米従属」の異常 アメリカは1972年の「施政権返還」まで沖縄での占領を継続する一方、60年には安保条約を改定し、基地提供にとどまらず、「日米共同作戦」や「日米経済協力」など、対米従属的な軍事同盟を強化してきました。 アメリカなどとの戦争が終わり、日本が形のうえだけでも「独立国」となってから半世紀以上た
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