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economicsと経済に関するRanTairyuのブックマーク (14)

  • 1997年―世界を変えた金融危機 - 池田信夫 blog

    フランク・ナイトの"Risk, Uncertainty and Profit"は1921年に出ただが、最近あらためてファイナンスの世界で注目されているという。これまでの金融技術でヘッジしてきたのは、値動きがランダム・ウォークで正規分布に従うようなリスクだが、ナイトはリスクと不確実性を区別し、経済活動にとって質的なのは不確実性だとした。 ブラック=ショールズ公式でもわかるように、正規分布になっているようなリスクは、オプションや保険などの金融商品で(理論的には完全に)ヘッジできる。しかしナイトのいう不確実性は、そもそもそういう分布関数の存在しない突発的なショックである。それは誰も予想できないがゆえに社会に大きなインパクトを与え、危機管理を困難にすると同時に、企業の利潤機会ともなる。Nassim Talebが"Black Swan"で指摘したように、こうした不確実性をどう扱うかは、ファイナ

  • 第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本か | WIRED VISION

    第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごいか 2007年6月12日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) 前回は、ケインズ経済学のおおざっぱな解説をしたあと、つい最近出版された、小野善康『不況のメカニズム』(中公新書)が、いかにすごいであるか、そして、いかにぼくにとってショッキングであったか、そのことを書いた。今回も、このことをもうちょっとお話ししようと思う。 ケインズ理論は、「不況」を殺人事件に喩えるなら、被告人「不完全均衡」が犯人であるということを、ケインズという検察官が立証していったものだといえる。いろいろな証拠を出し、それらを論理的に組み上げ、容疑者の犯行を立証していったのだ。 ただ、残念ながら、検察官ケインズの立証は、ところどころ論理的な飛躍があり、また都合の悪い証拠に対して、それを安易に無視したり可能性を限定して決めつけたりした部分もあったため、多くの陪審

  • リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    リフレ派には、日のマクロ経済学界が「構造問題犯人説」でほぼ一致したことが明確になった事実についてどう考えるのか説明してもらいたい。 ほぼ一致したんですか・・・じゃあ、ちょっとみんなで一緒にチェックしてみましょう! [前提] 議論を「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)に限定します。まあというのは、それしか読んでないからです。「経済制度の実証分析と設計」シリーズ全三巻は多岐にわたり、内容も高度ですので、正直に言って全部は手に負えません。申し訳ないのですが、「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)だけで議論しましょう(それでも内容は高度で分量も多いです)。 [第1章 日の「失われた10年」の原因(ホリオカ)] 第1章の内容は「おわりに」(pp. 32)にうまく要約されていると思います。 最後に、1990年代の日経済の長期低迷の原因として、需要側の要因と供給側の要因のどちらがより重要

    リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 書評 - The End of Poverty : 404 Blog Not Found

    2014年04月06日09:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 書評 - The End of Poverty もっと早く読んでおくべきだった。 貧困の終焉 Jeffrey D. Sachs / 野中邦子・鈴木主税訳 [原著:The End of Poverty] 2007.02.22 初出 2014.04.06 邦訳文庫版上梓につき再掲 まだ読んでいない人は、原著でも邦訳でもいいので読んで欲しい。 書「貧困の終焉」、"The End of Poverty"は、同じ"The End"でも The End of History and the Last Manとは対極にある。このEndは、「終わり」という自動詞ではなく、「終わらせる」という他動詞である。何を終わらせるか?貧困である。実に単純にして明解だ。 p.1 This book is about ending poverty i

    書評 - The End of Poverty : 404 Blog Not Found
  • 池田信夫 blog 生産性をめぐる誤解と真の問題

    知らない人から「これは当の話なんでしょうか。 もしよろしければ論評をお願いします」というコメントが来た。そのリンク先にあった「生産性の話の基礎」という記事は、私には(おそらくほとんどの経済学者にも)理解不能である。筆者の山形浩生氏によれば、これは「経済学のほんの基礎の基礎」だそうだが、それは少なくとも大学で教えられている普通の経済学ではない。 これだけ徹頭徹尾ナンセンスだと、どこがおかしいかを指摘するのはむずかしいが、山形氏が赤いデカ文字で強調しているのは、「賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ」ということである。この平均的な生産性というのは、どうも日全国のすべての部門の労働生産性の平均ということらしいが、そんなもので賃金が決まるメカニズムは存在しない。 普通の経済学では、賃金は労働の限界生産性と均等化すると教えている。たとえば喫茶店の

  • Tシャツはどこから来たのか? - 梶ピエールのブログ

    最近グローバリズム関係のエントリが多かったので書店で目に付いたこのをあまり期待せずに購入して読んだのだが・・よい意味で期待に反してとても面白いだった。 あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実 作者: ピエトラリボリ,Pietra Rivoli,雨宮寛,今井章子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/12/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (42件) を見る こののタイトルだけを見ると以前取り上げた中国のビーズ工場のドキュメンタリーと非常に似通った発想によって書かれているように思える。しかし、ドキュメンタリーがビーズの消費者と生産現場という、グローバル経済の連鎖の両端の目に付きやすい部分を図式的に描いているのに対し、このは、むしろその連鎖の中間、さまざまな労働運動や関税や輸入制限といった

    Tシャツはどこから来たのか? - 梶ピエールのブログ
  • bewaad institute@kasumigaseki(2006-12-26) - 視点・論点「まん延するニセ経済学」

    ■ [economy]視点・論点「まん延するニセ経済学編 みなさんは、「ニセ経済学」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。 これは、見かけは経済学のようだけれども、実は、経済学的とはとても言えないもののことで、「疑似経済学」や「似非経済学」などとも呼ばれます。 『そんなものがどこにあるんだ』とお思いの方も、例として、国際競争力や、キャピタルフライトや、フェアトレードなどの名前を挙げれば、『ああ、そういうもののことか』と納得されるかもしれません。それとも、かえって、『え?』と驚かれるでしょうか。 例えば、皆さんもよくご存知のように、『このままではキャピタルフライトが起こる』と盛んに言われ、ひところは大手出版社もこぞって関連書籍を売り出すほどのブームになりました。キャピタルフライトがよく売れたのは、もちろん、キャピタルフライトに経済学的な裏づけがあると信じた人が多かったからでしょう

  • 山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - アフリカのエイズの新しい分析……それと経済学の何たるか。

    ちょっと間があいたので、他人のふんどしで相撲をとろう。 経済学お金だけの学問じゃない。 今年の経済書で、話題性から見てもおもしろさから見ても重要性から見ても、ぼくはレヴィット&ダブナー『ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する』がダントツだったと思う。その重要性その他(そしてそれについてまるっきりピンときていないとおぼしき業界への不満)は、『論座』の書評に書いた。経済学は経済成長ばかり重視するとか、それ以外のものを見ていないのではないかとかいったことを、何やら大発見のように言い立てる人は、素人ばかりでなく、実は経済学のかなりえらい人でも(救われないことに)結構いる。そしてその指摘自体はまちがいじゃない。経済学に限らず、あらゆる分野において、新しい領域を切り開ける人は少なくて、たいがいの人はすでに確立されているもののちょっとした変奏しかできない。お金は数値化できるし、数学の道具立てを

    山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - アフリカのエイズの新しい分析……それと経済学の何たるか。
  • 論座 2006/08 Book Review

    『ヤバい経済学』:お金だけが大切じゃないことを、説教としてではなく理論的に解明しようとする経済学の新潮流 レヴィット、ダブナー『ヤバい経済学』(東洋経済新報社, 2006) (『論座』2006 年 8 月号) 山形浩生 要約: 『ヤバイ経済学』は、経済学お金だけを扱うものではないことをはっきり示し、その方向性を次々に打ち出している実に楽しくも有意義な一冊だ。でも日のタコツボ経済学の世界はそれをきちんと評価できない。「お金ばかりを重視してはいけない」と年寄りの説教は大好きなくせに、ではお金以外をどうやって学問として考えようかについてまったく考えていない。書はそれをやっているのが偉大なところである。 書は刊行されてからすでにかなりの時間がたっている。ぼくは原書で読んで狂喜したし、すでに版権が取られていて自分では訳せないことを知って不安になったが(だってこんな楽しいが、どんよりした学者

  • Milton Friedman - 池田信夫 blog

    ミルトン・フリードマンが死去した。NYタイムズやWSJだけでなく、日の新聞まで1面で報じている。経済学者の死がこれほど大きなニュースになることは、おそらく空前絶後だろう。 私の学生時代(1970年代)には、日の大学ではまだフリードマンは極右の特殊な学者という位置づけで、宇沢弘文氏などは口をきわめて批判していた(*)。しかしケインズ派とシカゴ派の論争は、理論的にも実証的にも70年代にほぼ決着し、80年代にはシカゴ派よりもさらに過激な「新しい古典派」が学問的には主流になった。ところが東大では、宇沢氏が「合理的期待一派は水際で阻止する」と公言して、そういう研究者を東大に帰さなかったため、日ではケインズ派がながく生き残り、90年代には巨額の「景気対策」が行われた。 現実の政治でも、80年代にはサッチャー首相やレーガン大統領がフリードマンの理論を政策として実行したが、日ではその理論さえ知

  • bewaad institute@kasumigaseki(2006-11-14) [economy]非経済学者の怠慢

    ■ [economy]非経済学者の怠慢 英-Ranさん経由で。 経済学者は以下の問いにきちんと答えてきたのだろうか?1.なぜバブルが発生したのか?(バブル発生のメカニズム)2.1990年代の日の不況の原因 これはたぶん以下の問いに分割できると思う。(a)1990年代のケインズ的政策が巨大な財政赤字だけを残して失敗した理由(b)1990年代の末〜2000年代初めのゼロ金利政策でも景気が回復しなかった理由(c)2000年代初めの構造改革で景気が回復しなかった理由3.個人(企業も含む)の成長とGDPの成長がどのような関連があるのか4.個人(企業も含む)の成長がGDPの拡大に常に寄与するのか これはたぶん以下の問いに分割できると思う。(a)個人(企業も含む)の成長がGDPの拡大に対して正の働きをするときのメカニズム(a)(ママ)個人(企業も含む)の成長がGDPの拡大に対して負の働きをするときのメ

  • 「資本」論 : 404 Blog Not Found

    2006年11月04日21:55 カテゴリ書評/画評/品評書評/画評/品評 「資」論 そういえば、これもずっと未書評のままだった。 「資」論 稲葉振一郎 インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - 「経済2.0」とか「複素経済学」とか あと私の http://hotwired.goo.ne.jp/altbiz/inaba/031202/textonly.html とか、『所有と国家のゆくえ』末尾の稲葉「経済成長の必要性について」とかをご覧ください。 書、「『資』論」は、数ある経済学の新書の中では、一番「大風呂敷」なだと思う。なにしろ、冒頭の引用がEganの「順列都市」の以下の下りである。 今や全地球的な生態系は、街の小気候と同じで、人工の産物よ。 この大風呂敷ゆえに、 Amazon書評より ステーキとフォアグラと北京ダックと寿司とをいっぺんにべたら胃もたれになります。 という感

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  • 研究メモ - [学問][書評]日本の左翼は何を学べばよいのか。

    『日とフランス 二つの民主主義 不平等か、不自由か』を飛ばし読みした。 日とフランス 二つの民主主義 (光文社新書) 作者: 薬師院仁志出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (73件) を見る 勉強する前にちょっと、と思って30分くらい飛ばし読みしてみた。が、その後、読むのは止めたものの、変な政治的妄想が頭から離れずに勉強に集中できなかった。なので、でここで書いてみることにした。基的に、この著作とは関係ない内容なのであしからず。 でもいちおう、つまみ読みでも許される範囲内で、の感想を。 ちゃんと読んでないけど、なかなか面白そうである。最後の一文は印象的だ。 日曜日に買物さえできないようなフランスは、何かと不自由だ。ただ、問題は、どのような自由が真に守るべき自由であって、どのような不自由が犠牲にし

    研究メモ - [学問][書評]日本の左翼は何を学べばよいのか。
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