病院、診療所、有床と無床、言葉の意味とその動向高齢化と共に需要が増える公共機関の一つが医療施設。昨今では少子化の原因の一つとまで言われている産婦人科の減少と合わせ、その数の動向に注目が集まっている。その推移を厚生労働省の医療施設調査・病院報告をもとに確認していく。 まずは医療施設の種類別における数の増減だが、それらの説明の際に登場する言葉の解説を一通りしておく。医療施設数の動向を示した次以降のグラフには、これらの用語が用いられている。 ●病院 医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所であって、患者20人以上の入院施設を有するものをいう。 ●一般診療所 医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所(歯科医業のみは除く)であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するものをいう。 ●歯科診療所 歯科医師が歯科医業を行う場所であって、患者の入院施設を有しないもの又は