中国商務部国際貿易経済合作研究院の梅新育研究員は取材に対し、高速鉄道は「メイド・イン・チャイナ」の目玉商品になるとの見解を示した。また、高速鉄道の建設ペースの減速で、欧州や日本などのメーカーは産業スパイを使って中国の高速鉄道の技術を盗み取る可能性があるとし、設備メーカーにスパイ対策を強化するよう促した。 高速鉄道は「メイド・イン・チャイナ」の目玉商品に 中国の鉄道設備、車両、列車の先頭部分などの輸出額はここ数年、12~15億ドルに達している。梅新育氏は、中国の高速鉄道はさらに大きな海外市場を獲得し、中国の輸出の目玉商品になるとの見解を示した。 温州で起きた高速鉄道事故の後も、中国の高速鉄道、列車は欧州などの先進国で飛躍し続けている。今年下半期、中国はエストニアなどの国に車両設備を輸出し、日本、ドイツ、フランスといったライバルを打ち負かした。米国で、中国企業はゼネラル・エレクトリック(GE)