平成24年5月18日、利根川水系の浄水場で、水道の水質基準(0.08 mg/L)を上回るホルムアルデヒドが検出されました(送水前浄水の最高濃度0.168 mg/L)。このため、利根川水系の浄水場では送水を停止したところもあり、千葉県内の5市で断水が発生しました。20日には、断水や減水は解消し、事態は収束しつつあります。 今回の件で、「ホルムアルデヒドって何だろう?」と関心を持たれた方のために、「ホルムアルデヒドに関するQ&A」を作成しました。 ホルムアルデヒドは、普通に自然界(環境中)に存在する物質です。常温で無色透明の気体で、特徴的な臭気のある物質です。フェノール、メラミン、尿素などの物質と簡単に結合することから、この性質を利用して、工業的に合成樹脂の原料として使われています。 また、ホルムアルデヒドは水に溶けやすいという性質を持っており、ホルムアルデヒドが 40%前後の水溶液はホルマリ