イカの本場で潮流+風力発電、近海に浮かぶ水車と風車が電力を作る:エネルギー列島2013年版(41)佐賀 佐賀県には全国に例のない再生可能エネルギーの取り組みが多い。イカで有名な呼子町の沖合では、世界初の潮流+風力によるハイブリッド発電設備が動き出す。成功すれば近海に数多く展開可能になる。メガソーラーは遺跡の近くや道路の脇にまで設置して、長い日照時間を最大限に生かす。
イカの本場で潮流+風力発電、近海に浮かぶ水車と風車が電力を作る:エネルギー列島2013年版(41)佐賀 佐賀県には全国に例のない再生可能エネルギーの取り組みが多い。イカで有名な呼子町の沖合では、世界初の潮流+風力によるハイブリッド発電設備が動き出す。成功すれば近海に数多く展開可能になる。メガソーラーは遺跡の近くや道路の脇にまで設置して、長い日照時間を最大限に生かす。
経済産業省は、平成25年11月より、陸上風力のポテンシャルが限定的な我が国において、再生可能エネルギーの導入拡大を図る上で鍵となる、洋上風力の調達価格の設定に向けて、洋上風力のコスト等について検討を行ってまいりました。今般、検討内容を取りまとめましたので、その結果を別紙のとおり公表します。 1.背景・経緯 再生可能エネルギーの固定価格買取制度では、太陽光、風力、地熱、水力、バイオ マスの電源別に、電気の調達価格が設定されています。このうち、風力については、現在、既に事業化されている陸上風力を念頭に調達価格が設定されています。 洋上風力は、陸上風力のポテンシャルが限定的な我が国において、再生可能エネル ギーの導入拡大を図る上で不可欠の技術ですが、これまで、コストデータが把握可能となった段階で検討を行うこととなっており、調達価格が設定されていませんでした。 このたび、着床式洋上風力については、
日本の再生可能エネルギーの中で、太陽光に次いで潜在量が大きいのは風力だが、今のところ期待したほどには増えていない。買取価格が実際の発電コストに見合っていない可能性もあり、政府が見直しに動き出した。新たに洋上風力の買取価格を高めに設定することになりそうだ。 固定価格買取制度の買取価格は初期の「建設費」と毎年の「運転維持費」をもとに、1kWhの電力を作るのに必要なコストを算出して決めることになっている。この制度を開始する前のデータによって、風力発電は太陽光など他の再生可能エネルギーと比べて低めに見積もられた可能性があり、買取価格が不利に設定されているのではないかとの懸念が強まりつつある。 特に問題になっているのが洋上風力である。資源エネルギー庁が11月中に専門家による研究会を発足させて、12月末までに洋上風力の買取価格の案をとりまとめることになった。これまで洋上風力は陸上風力と区別せずに同一の
経済産業省は、新たに洋上風力発電向けの買い取り価格を来年度にもつくる。買い取り価格を高めにして、民間事業者の参入を促す。 BORKUM, GERMANY - JUNE 23: Wind turbines stand at the nearly completed Riffgat offshore wind farm in the North Sea on June 23, 2013 near Borkum, Germany in front of the jack-up installation vessel 'Bold Tern'. The Riffgat facility includes 30 turbines with a capacity of 3.6 megawatts each for a total output of 108 megawatts, enough to pr
このコラムについて 福島沖約20キロの海上で、世界初の本格的な浮体式洋上風力の実証研究事業が進んでいる。三菱重工業や日立製作所、ジャパンマリンユナイテッドなど日本代表する企業10社と東京大学が参加する「オールジャパン」のプロジェクトだ。事業は2期に分かれており、2014~2015年の第2期が完了すると、発電能力2メガワットの風車1基と7メガワットの風車2基が発電する巨大なウインドファームが出来上がる。2013年3月末、地元漁協との話し合いがようやくまとまり、現在は着々と建設が進む。この巨大プロジェクトを率いるのが、丸紅の福田知史・国内電力プロジェクト部・部長だ。9月に予定している第1期完成までの経過を、工事の進行に合わせて福田部長に“実況解説”してもらう。 記事一覧
福島県沖に世界初の浮体式洋上ウインドファームを造る――。東日本大震災から半年がたった2011年9月ころ、初めてこの巨大プロジェクトの構想を聞きました。正直なところ、最初の印象は「そんなことできるの?」「やる人いるの?」というものでした。 日本は再生可能エネルギーについては後進国です。世界では、発電コストが安価な風車は再エネの中心。ところが日本に建っている風車の本数は少ないし、当時は着床式の洋上風力もほぼ皆無でした。 それなのに一足飛びに、技術的にできるかどうかもわからない浮体式を福島県沖に建てるといいます。政府主導で原子力発電所事故後にふって湧いた巨大プロジェクトに、風車業界は及び腰でした。 ですが、この巨大プロジェクトは、いままさに、現実のものとして進行しています。なぜでしょうか。丸紅の名物プロジェクトマネージャーが「俺がやってやる」と手を上げたからです。 その人こそ、この連載の主人公で
[東京 16日 ロイター] 三井海洋開発<6269.T>は16日、海上における浮体式の潮流・風力ハイブリッド発電システム「skwid」の実証試験を佐賀県海域で行うと発表した。風と潮の流れを同時に電気に変えることができる発電装置で、許可が下りれば今夏に設置、秋までには試験を開始する予定。 1基での実証試験を1年程度続け、発電状況や設備利用率が想定通りになるかどうかなどを検証していく。宮﨑俊郎社長は会見で「今はまだコストは高い。来年以降、コストを考えていくことになる」と述べた。 通常の洋上風車は潮流の穏やかな場所に設置されるが、「skwid」は、島と島の間など潮流が速い場所に設置可能で、その潮流も利用して発電を行う。宮﨑社長は「万が一の災害時に、陸上発電所からの電力供給が途絶えた場合、漁港の冷蔵庫など必要な電力を供給できる。陸上の電力供給網から離れ、ディーゼル発電による電力供給を利用している離
平沼:そうですね。民主党政権時代には、「(エネルギーの)ベストミックス」という話が出ましたが、今の政権は具体的な言葉や政策をあまり出していません。 安倍晋三政権は、民主党時代に比べると「脱原発」には消極的に見えます。 平沼:ただ、自公連立政権合意文書では、「原発の再稼働については、国際基準に沿って安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の専門的知見の判断による」としています。また、「省エネルギー、再生可能エネルギーの加速的な導入や火力発電の高効率化等の推進によって、可能な限り原発依存度を減らす」という内容もあります。両党で合意している事項なので、この方向は簡単には変わらないでしょう。 確かに文章を見る限り、民主党政権時代からほとんど変わっていないことになります。 平沼:文字上はそう読めます。でも、原発を可能な限り減らすということと、民主党政権が打ち出していた「脱原発」と、イコールなのかどうか
長崎県の五島沖に続いて、福島県東部の沖合でも浮体式による本格的な洋上風力発電の実証実験が2013年度から始まる。政府が復興関連予算のうち115億円を割り当て、3種類の大規模な浮体式の発電設備を建設する計画だ。実証するテーマのひとつに「漁業との共存」を掲げる。 「海に浮かぶ未来の発電所、浮体式の洋上風力が本格始動へ(前編)」 浮体式による国内で2番目の洋上風力発電設備を建設する場所は、福島県東部の双葉郡から沖合に20キロメートルほど離れた地点を予定している。双葉郡と言えば東京電力の福島第一原子力発電所があるところで、まさに復興を必要としている地域である。 実証実験では洋上に風力発電設備3基と変電設備1基を浮体式で建設する計画だ(図1)。陸地から約20キロメートルの距離を送電ケーブルでつないで、同じ双葉郡にある東京電力の広野火力発電所まで電力を送る。 このプロジェクトで取り組む第1のテーマは、
日本の再生可能エネルギーで最もポテンシャルが大きいのは洋上風力発電だ。特に注目を集めているのが発電設備を海上に浮かべる「浮体式」で、大規模な実証プロジェクトが長崎県と福島県の沖合で始まる。環境や漁業に対する影響の評価も含めて、導入拡大に向けた実用性が試される。 風力発電の特徴は風速や風向きによって発電量が大きく変わることである。通常は風速が速いほど発電量が大きくなる。日本列島の近海では平均風速が6.5メートル/秒を超えるところが大半で、発電効率(発電機の能力に対する発電量)は30%前後に達する。陸上の風力発電だと20%前後、太陽光発電は12%程度で、洋上風力発電の優位性は明らかだ。 日本風力発電協会の予測によると、2020年から洋上風力の導入量が増え始めて、2050年までに陸上風力と同じくらいの発電規模になる(図1)。特に大きく伸びるのが発電設備を海上に浮かべる「浮体式」で、海底に固定する
鹿島(社長:中村満義)は、千葉県銚子沖約3kmの海上に建設を進めていた日本で初めての着床式洋上風力発電設備を完成させました。 この事業は、台風や地震などの日本の厳しい自然環境に適用できる洋上風力発電技術確立を目的とした独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による洋上における風力発電の実証研究です。洋上風力発電システムとして風車をNEDOと東京電力の共同事業で、洋上風況観測システムとして観測タワーをNEDOから委託を受けた東京電力と東京大学が実証研究を行っています。当社は東京電力の発注を受け、観測タワーと洋上風車の建設を担うとともに、東京電力から再委託で、風車基礎の研究開発を担っております。洋上は、障害物が無く、陸上より安定的に強い風力が得られ、発電効率が高いメリットがあります。今後約2年間、風向きや風の強さと発電量の関係などの調査が進められます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く