天気予報がなかった時代、人々は空の色や風向き、地形、動物の様子などから天気を予想し、生活に役立てていました。「月に笠がかかると雨」「夕焼けの次の日は晴れ」など、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。 天気にまつわる、このようなことわざは「天気俚諺(てんきりげん)」と呼ばれています。 気象学の見地からは説明のつかないものがほとんどですが、現代に生きる私たちにとって参考になるものが少なくありません。 アウトドアなど、天候が気になる時の豆知識として役立つかもしれませんよ。 スズメは、日の出の少し前に目覚める習性があります。日の出前に、雲が少ない(晴れている)場合、スズメは太陽光の刺激をたくさん受けることに。そのため、曇りや雨の日よりも早い時間帯から、盛んに鳴き始めるのです。また、太陽がきれいに見えることで日が昇ったことがハッキリわかり、スズメが一斉にさえずり始めるのだともいわれます。