「サブサービエントチキン」などのウェブ展開がたいへん評判を呼んだバーガーキングのマーケティング担当役員のラス・クライン氏が次のように発言している。 「広告枠なんて誰でも買えます。我々は、消費者にウケる独自コンテンツを制作して成功したいのです。(広告でなく)コンテンツによって創出されるシェア・オブ・ボイスこそ、メディア過剰環境で消費者の心をつかみ注目を引き寄せるのです」 ここで、クライン氏の言う「コンテンツによって創出されるシェア・オブ・ボイス」は原語では「Content-generated share of voice」だ。とりあえず「コンテンツ・シェア・オブ・ボイス」ということにしよう。 さて、この発言は、前にこのコラム「日本にはインタラクティブエージェンシーが存在しない?」でも書いた「消費者の求めるものはメディアでも広告でもない。コンテンツである」を広告主側から強く主張しているだけでな