「オウム真理教事件」の死刑囚たち、麻原彰晃こと松本智津夫を筆頭とする元オウム真理教幹部らの死刑執行が先日ついに行われた。当然ながらメディアでは大々的に取り上げられたし、とりわけ私なども含めた昭和生まれの人間たちにとっては、それぞれ程度や内実は違えども複雑な衝撃があったものと思う。 この執行の時期や進行方法、そして死刑そのものに対する是非についてはさまざまな意見があり、やはり一連の主犯である「尊師」麻原が事件の動機やその背景などの真相をほとんど語らないままに終わってしまったことへの批判や失望が多く語られていたが、実のところ以下からの一連のツイートがもっとも「真相」に近いのではないか。 松本智津夫の死刑執行。散々迷った挙げ句、やはり書いておくことにする。なぜ彼があんな支離滅裂な行動を取ったか、未だに答えらしきものはない。けれどかつての被虐待児の目を通すと、小さな糸口が見えてくる。そんなお話を。