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書評と漫画に関するamanoiwatoのブックマーク (9)

  • 【感想・批評】「正義エイリアン」への恐怖 —吉田秋生『海街diary』への違和感— | 天の古井戸

    ※2015/03/11 ちょっと加筆&追記しました。 ※2023/09/05 掲載画像削除&若干編集しました。 およそ私がこの世界で最も憎悪しているのは「(「正義」を嵩に掛かって)弱いものいじめをする人間」であり、そして最も恐怖を感じるのは「(自分の)正しさを疑わない人間」である。 『海街diary』の大好きなところとちょっとどうかと思うところ – 斗比主閲子の姑日記 先日、こちらの記事から興味を持って、吉田秋生『海街diary』を通読してみた。鎌倉の古家に住む三姉妹が、両親の離婚で音信不通になっていた父親の死を切っ掛けに、その浮気相手との間に出来た異母妹を引き取って同居する所から始まり、姉妹や周囲の人々それぞれの恋愛や家庭などに纏わるエピソードが展開していく。鎌倉という街の四季の情景や空気感が吉田秋生ならではの高い画力で再現されているところ、丁寧な人間模様の描写など楽しめるところも多い反

    【感想・批評】「正義エイリアン」への恐怖 —吉田秋生『海街diary』への違和感— | 天の古井戸
    amanoiwato
    amanoiwato 2015/01/23
    かなりネガティブな内容なので、『海街diary』ファンの人はごめんなさい。/長々と書いていますが、要は総体的に主役サイドを持ち上げ気味な空気がいささか気にくわない、というだけの話ですw。
  • 【感想・批評】野原広子『離婚してもいいですか?』—「幸せ」は決して向こうからはやって来てくれない— | 天の古井戸

    タイトルの通り、一見平和な一家の主婦である主人公が、日常生活の中で次第に夫のモラハラ気味の言動に不満や嫌悪を募らせていき離婚まで思い詰める、というストーリー。こう略してしまうと一見何万回もある話なのだが、ディティールの選択や描写に鋭く「真実」や真のテーマが露わになっている部分が多々あったりして、並々ならぬ力量と洞察力をこの作者に感じる。 もっとも、私がこの作品に抱ける感想と言えば、こちらの記事以上に付け足すことはどうにも思いつかなかったりするのだが。 「離婚してもいいですか?」を読みました – 仕事は母ちゃん 上掲の記事でも端的に指摘されているように、この話の主人公・志保は無自覚に自己中で、かつ徹底してネガティヴ思考、そして終始消極的かつ受動的、という人間である。加えて、内心他人の幸福が面白くなく、若干自分の不幸に酔っている節も感じられる。こう言ってはなんだが同性からみても正直面白みに乏し

    【感想・批評】野原広子『離婚してもいいですか?』—「幸せ」は決して向こうからはやって来てくれない— | 天の古井戸
    amanoiwato
    amanoiwato 2014/11/13
    ちなみに私は目玉焼きは醬油派です(塩胡椒もいけますが)。
  • 残酷な神が支配する――「その絶望には いまだ名前がないのだ」: 庭の小道から

    萩尾望都の『残酷な神が支配する』(小学館)を先日、持っていなかった巻を取り寄せして、ようやくすべて読了した。「プチフラワー」にて連載9年にも及ぶ、萩尾望都、渾身の大作(全17巻、現在は文庫化されている)。2001年にすでに完結しているので、今さらという感じだが、素晴らしい作品なので、紹介したい。 母親の再婚相手の男性グレッグ――イギリスの一見紳士的な、しかも資産家――に、性的な虐待を受け続ける16歳の少年ジェルミの物語(ジェルミはアメリカ人)。 「残酷な神が支配する」とは、アイルランドの詩人W・B・イェイツの文章の一節から。残酷な神は、もちろん、その男性のことである。 なぜジェルミは、受け続けた虐待のことを人に相談し助けを求められなかったのか……ジェルミの苦しみを克明に描きながら、周囲の大人たちの身勝手さが浮き彫りにされてゆく。 ジェルミの母親、夫を亡くしたサンドラは精神的に自立しておらず

    残酷な神が支配する――「その絶望には いまだ名前がないのだ」: 庭の小道から
    amanoiwato
    amanoiwato 2014/10/31
    確かに、現実を、自分自身を直視できない人間が親になってしまうことほどの害悪はないよなあ…
  • ヒストリエの副読本は最古の偉人伝 / “英雄伝” - 本しゃぶり

    英雄伝 (叢書アレクサンドリア図書館) 作者:ネポス国文社Amazon 英雄と呼ばれる将軍がずらずらと紹介される世界最古の偉人伝。 どっちも登場 / ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)より 戦術書 (叢書アレクサンドリア図書館 (6))を買ったら薦められ、ついでと思い買ってみたらこれが意外に面白い。古代ギリシャからローマにかけての将軍について、それぞれの逸話とそれに伴う教訓が書かれている。 登場する人物の多くは日では馴染みのない者だが、読めばなぜ取り上げられたか納得できる。どいつもこいつも敵を打ち破り、都市を攻略し、地域を平定する。ウェイバー・ベルベットの言葉を借りれば「こいつら……一騎一騎がサーヴァントだ……」というやつだ。歴史的資料としての価値は微妙らしいが、物語としての価値はある。 そして読んで思った。『ヒストリエ』読んでいてよかった。 概要 ざっくりながらもこのについての背

    ヒストリエの副読本は最古の偉人伝 / “英雄伝” - 本しゃぶり
  • なめくじ長屋奇考録 「このマンガがひどい!2013」第一夜!! 売れているマンガが正義だって言うんなら、地球なんか爆発してしまえ!!

    amanoiwato
    amanoiwato 2012/12/23
    本気で「なんじゃこりゃあ!」と口走ってしまった。…そして、心底から凍えた。
  • [書評]テルマエ・ロマエ Ⅰ(ヤマザキマリ): 極東ブログ

    今さらなという感じもしないでもないし、今見たらアマゾンで品切れだった。すごい人気である。「テルマエ・ロマエ Ⅰ(ヤマザキマリ) 」(参照)。面白いんだものね。というわけで、面白いギャグ漫画について面白いという以上を語るとろくなことにはならないが、無粋なブログなんで無粋な話でも。 私がこのマンガを知ったのは、日経新聞のコラム春秋だった。3月15日のコラムにこうあった。 古代ローマの建築技師が時空のトンネルを抜け、現代の日と行ったり来たり。昨年末に出版され漫画好きの注目を集めている作品の筋立てだ。画期的なのは主人公を浴場専門の設計家にした点。日側の出入り口も風呂に限っている。 面白そうな漫画だなと思った。しかし、まったく思い当たらない。周りに漫画を読む人も減ってきている。 いつごろからか漫画をほとんど読まなくなった。10年くらい前だろうか。15年くらい前か。惰性で読んでいたスピリッツが読ん

  • 島国大和のド畜生 美味しんぼ感想1~100巻

    2023年03月 (1) ・2023年02月 (1) ・2023年01月 (2) ・2022年12月 (1) ・2022年11月 (3) ・2022年10月 (1) ・2022年09月 (1) ・2022年08月 (1) ・2022年07月 (1) ・2022年05月 (2) ・2022年04月 (1) ・2022年03月 (1) ・2022年02月 (1) ・2022年01月 (1) ・2021年10月 (1) ・2021年08月 (1) ・2021年07月 (2) ・2021年05月 (1) ・2021年04月 (1) ・2021年03月 (1) ・2021年02月 (1) ・2021年01月 (1) ・2020年12月 (1) ・2020年11月 (1) ・2020年10月 (1) ・2020年09月 (1) ・2020年08月 (2) ・2020年06月 (2) ・2020年04

    amanoiwato
    amanoiwato 2009/03/26
    確かに、異論の余地はごさいません。
  • 4つの『蟹工船』漫画を読む - 紙屋研究所

    ご訪問いただいたお客様へのお知らせ アクセスいただいたWebサービスは提供を終了いたしました。 長年にわたり、多くの皆様にご利用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。 ODNトップページへ

  • 『銭ゲバ』と70年代の貧困 | 考えるための書評集

    ジョージ秋山の70年原作の『銭ゲバ』がドラマ化されたが、よくもここまで怨恨のこもったマンガをテレビドラマにしたものだと思った。貧困のために母を亡くした主人公が金のために殺人もいとわないといったドラマだ。貧困のために人が変わってしまった主人公を描き、貧困や社会に対する批判を真正面からとりあげる。 『蟹工船』ブームや若者の非正規化、ワーキングプアの増加によって、社会情勢はたしかに80年代以降つづいてきた「豊かさ」や「お笑いブーム」の雰囲気でこの時代を捉えることができなくなった。それにしてもあまりにも直球で、まるで時代と国ががらりと変わってしまったことを宣告するかのようなドラマである。松清張の『砂の器』がドラマ化されたとき、時代の認識は戦後のこのような貧困を真正面から捉える用意をもっていただろうか。 『銭ゲバ』は時代のズレをもってうけいれられるのか、それともいまの時代にフィットしたものと捉えら

    amanoiwato
    amanoiwato 2009/03/16
    >『いぜんは船に乗れない怒りであったものが、いまは船から落とされる恐れが襲っているように思われる』
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